アロンソ「ハミルトンの7冠よりフェルスタッペンの2冠の方が価値がある」と発言、事態の収拾に追われる

 マックス・フェルスタッペンが達成した2回のF1タイトル獲得の方が、ルイス・ハミルトンの7度のタイトルよりも価値があると示唆したフェルナンド・アロンソに対して、ハミルトンがSNSを通して反応した。アロンソは自身の発言の影響を見て、事態の収拾に当たった。

 フェルスタッペンは2021年と2022年のF1ドライバーズタイトルを獲得、アロンソと並び、2度のF1世界王者になった。そのことについてコメントを求められたアロンソは、フェルスタッペンが頂点に立ったシーズンは、ハミルトンが王座に就いたシーズンに比べて、はるかに競争が激しかったと指摘、より価値があるとの考えを示した。

F1ビッグチームの圧力で動いた感のある疑惑のレース・コントロールが、2022年はどう変わったのか?

F1ビッグチームの圧力で動いた感のある 疑惑のレース・コントロールが確実に変わろうとしている

2021年F1シーズンでは、最終戦のアブダビGPなど、レースコントロールに関しても様々な憶測がなされた。2022年ではどのような変化があったのか、元F1メカニック津川哲夫が私的解説する。

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F1技術解説:メキシコGP(1)速さを見せたメルセデスW13が敗北した理由

 2022年F1第20戦メキシコGPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、メルセデスはメキシコでなぜ速かったのか、それにもかかわらず、なぜ勝てなかったのかについて探る。

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 まず最初に、メルセデスがこの週末に競争力を発揮できた二つの理由について述べてみよう。ひとつはシルバーアローの進化だ。特にフロントウイングで、メルセデスはオースティンに用意した仕様を再設計して導入した。そしてもうひとつが、このサーキットの特殊な条件だった。

映画制作会社設立のハミルトン、F1引退後のセカンドキャリアに向けて地固め

 7度のF1世界チャンピオンであるルイス・ハミルトンが、自身の映画制作会社Dawn Apollo Films社を立ち上げた。ハミルトンは、当分引退するつもりはないという発言を最近繰り返しているが、F1後のキャリアの土台を築き始めてはいるようだ。

 ハミルトンのビジネス上の関心はファッションや食品、また他のスポーツにも向けられており、今年はアメリカンフットボールNFLのデンバー・ブロンコスの新オーナーグループの一員になった。

「娘の成長を見逃してしまう」F1の過密スケジュールに悩むマグヌッセン

 ハースF1のケビン・マグヌッセンはF1日本GPの直前に30歳の誕生日を迎えた。2019年の夏に結婚したマグヌッセンには、妻ルイーズとの間に2021年に娘のローラが誕生した。

 グランプリの開催数が増えつつあり、今年は22戦、2023年には24戦が予定されている。マグヌッセンは、家族と過ごす時間が少ないことを憂慮している。

レッドブル社が新体制に移行も、F1活動は安泰。故マテシッツ氏が生前に新風洞建設を承認、長期的な予算を確保

 エナジードリンクメーカー、レッドブル社が、共同創業者のディートリッヒ・マテシッツの死去後、3人の役員から成る取締役会が同社を率いていくことを発表した。親会社の体制が大きく変更されることになるが、レッドブル・レーシングのF1活動にネガティブな影響はないものとみられる。

 10月に78歳で死去したマテシッツは、レッドブル社を通じてさまざまなスポーツへの投資を行い、F1ではレッドブル・レーシング、トロロッソ/アルファタウリの2チームによって活動を行い、多くのF1ドライバーの育成にも取り組んできた。

ランド・ノリス、マクラーレンF1との契約延長前に「レッドブルとも話をした」と明かす

 ランド・ノリスは、マクラーレンF1と契約を延長する前にレッドブルF1とも交渉を行っていたことを認めたうえで、マクラーレンに留まることが最良の選択だと判断したと語った。

 2019年にマクラーレンからF1デビューを果たしたノリスは、2021年のモナコGPで契約延長を発表。さらに2022年2月には4年契約で合意し、2025年末までチームに留まることになっている。

元レッドブルF1のベッテルとリカルドがマテシッツを追悼「ディートリッヒのアイデアが、夢を追いかける人々を助けた」

 レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツの死は、パドックの多くの人々に影響を与えた。レッドブルとアルファタウリでは、ドライバーたちがマテシッツに対して心のこもったメッセージを発表したが、マテシッツは非常に多くのドライバーのキャリアに重要な役割を果たしていた。

 セバスチャン・ベッテルはフェラーリに移籍する前、レッドブルで4回世界タイトルを獲得した。ベッテルはは現在アストンマーティンに所属しているが、メキシコGPではマテシッツ追悼のために、特別なレッドブルのヘルメットでレースをすることにした。

アウディがF1に参入する2026年、ザウバーにシューマッハー加入の噂。代表はラインアップの話は時期尚早だと一蹴

 アルファロメオのチーム代表であるフレデリック・バスールは、2026年のチームのドライバーラインアップについて話すのは時期尚早だと主張している。2026年は、パートナーとなるアウディが正式にF1に参入する年だ。

 アウディは最近、F1参入にあたって、アルファロメオF1チームを運営するザウバーと提携することを発表した。このコラボレーションは、必然的にチームのドライバーラインアップに関する憶測を引き起こしている。バルテリ・ボッタスが2026年までチームに「留まる」希望を表明している一方、ドイツの有名F1記者ラルフ・バッハによると、アウディは将来のいずれかの時点でミック・シューマッハーをシートの有力候補とする考えを持っているという。

アルファタウリF1コラム:選手権では後れをとって9位に。実力が結果に繋がらずも、角田の成長と伸び代が見えた2戦

 シーズン終盤戦を迎え、中団グループの争いはさらに激しさを増している。継続的なマシン開発がようやく性能に繋がってきたアストンマーティンが日本GPから2戦連続でQ3進出と入賞を果たす好走を見せ、アルファロメオもここでようやくアップデートを投入してメキシコシティGP予選ではバルテリ・ボッタスが本家フェラーリを食う走りを見せた。

 彼らとランキング6位を争っていたはずのアルファタウリは、いつの間にかハースとの争いにも後れを取ってランキング9位に沈んでしまった。