F1アメリカGPでフェルナンド・アロンソがペナルティを受けたことに関連してアルピーヌが抗議を行ったため、10月28日に聴聞会が開催された。その結果、アルピーヌの抗議は受理できないと判断された。これに対してアルピーヌは再審理を請求、その結果、ハースの抗議は無効との判断が下された。アロンソはペナルティは取り消されて7位を取り戻し、それに伴い、全体的なリザルトが修正される。
F1メキシコGPの開催契約が2025年まで延長
アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでのメキシコシティグランプリについて、F1、メキシコシティ政府、レースプロモーターの間で契約を延長することで合意が成立し、同グランプリが2025年まで開催することが確定した。
メキシコGPは1993年から2014年のインターバルを経て2015年に復活。2020年からは正式名称がメキシコシティGPに変更されたが、同年は新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより中止され、新名称でのグランプリは2021年からとなった。今回発表されたのは2023年から2025年までの3年契約で、来年の開催日程は10月27~29日であることがすでに決まっている。
レッドブルF1がコストキャップ違反を認め、ペナルティを受け入れか。金曜にFIAとの合意を発表の見通し
レッドブル・レーシングが、2021年コストキャップ規則違反を認め、ペナルティを受け入れることでFIAと合意したようだ。FIAとレッドブルは、メキシコGP金曜に、『違反容認合意(Accepted Breach Agreement)/ABA』を結んだことを発表するものと考えられている。
『BBC』と『Sky Sports』は、ペナルティは罰金と空力テストの削減になると推測、『BBC』は罰金は数百万ドル(数億円)レベルになる可能性があると伝えている。
2024年のF1復帰を目指すリカルド、インディカー転向を否定「アメリカを夢見るのは楽しいが、それは幻想だ」
ダニエル・リカルドは、F1での次のキャリアを探しているが、インディカーに転向するつもりはないと明かした。
リカルドとマクラーレンは今シーズンの終わりで袂を分かつ。予定より1年早いが、彼のパフォーマンスがチームとドライバー双方の期待に届かなかったためだ。
【全ドライバー独自採点/F1第19戦】ハミルトンの速さに陰りなし。決勝はパーフェクトだったフェルスタッペン
長年F1を取材しているベテランジャーナリスト、ルイス・バスコンセロス氏が、全20人のドライバーのグランプリウイークエンドの戦いを詳細にチェック、独自の視点でそれぞれを10段階で評価する。今回はアメリカGPでの戦いぶりを振り返る。
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■評価 10/10:今季初優勝は実現しなかったが、変わらぬ速さを見せつけたハミルトン
ルイス・ハミルトン(メルセデス):予選5番手/決勝2位
ほんの数周の間だったが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がついに今季初優勝を挙げる時が訪れたと思った。マックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレールを抜くのに手間取り、タイヤをかなり使ってしまったのだ。結局はRB18の速さが勝り、ハミルトンは首位を明け渡したのだが、アメリカGPの週末を通して、彼のパフォーマンスは完璧だった。ハミルトンは過去10戦の予選で8回、チームメイトに勝っている。今回のレースではレッドブル1台とフェラーリ1台に勝ち、7度のワールドチャンピオンは昨年までと同様に速くて強いということを改めて証明した。
ブラッド・ピット主演のF1映画に大きな期待を寄せるハミルトン。ドメニカリCEOも「F1の成長のステップ」と重視
メルセデスのルイス・ハミルトンは、ブラッド・ピットが主演するF1映画のプロジェクトが始動していることに大きな期待を寄せており、「史上最高のレース映画になる」だろうと考えている。
Apple Original Filmsによる超大作の背後にいるのはピットや『トップガン マーヴェリック』で有名な映画監督のジョセフ・コシンスキー、脚本家のイーサン・クルーガー、伝説的な大ヒットプロデューサーのジェリー・ブラッカイマーらで、あたかもハリウッドの名士録を眺めているかのようだ。これにハミルトンも共同プロデューサーとして同映画に関わっている。
F1 Topic:最高の栄誉であるコンストラクターズタイトルは「ホンダにとって一番欲しかったもののひとつ」
F1第19戦アメリカGPでレッドブルが2013年以来、9年ぶりにコンストラクターズチャンピオンに輝いた。
ホンダは昨年マックス・フェルスタッペンのドライバーズチャンピオン獲得をサポートしたが、コンストラクターズ選手権はメルセデスが制していた。ドライバーズ選手権が文字通りドライバーのものであるのに対して、コンストラクターズ選手権は車体を製造したコンストラクターとそのコンストラクターにパワーユニットを供給しているマニュファクチャラーの栄誉であり、そこで仕事をするエンジニアやメカニックたちにとって特別なタイトルだ。
厳しい1年を過ごし、悲願のタイトル獲得「後ろにいるみんなを信じてやってきた」/HRC本橋TDインタビュー
2022年F1第19戦アメリカGPで、オラクル・レッドブル・レーシングがコンストラクターズタイトルを獲得した。レッドブルのタイトル獲得は2013年以来だ。そのレッドブルのパートナーとして、パワーユニットの開発や製造、運用をサポートするHRCの本橋正充テクニカルディレクターは、今回のタイトル獲得を「素直にうれしいです」と喜んだ。しかしその一方で、前任者の田辺豊治氏からテクニカルディレクターを引き継いだこの1年を振り返り、「実際にやってみると厳しかった」と明かした。
ノリス、COTAのバンプに対処するため薬を服用「飲んでも大差ないが、大変な思いをしていた」/F1第19戦
マクラーレンのランド・ノリスは、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)のバンピーな路面のせいで起きたひどい頭痛を抑えるために「頭痛薬を飲まなければならなかった」と語っている。
バンプはCOTAにおける長年の問題だ。土地の土壌の特に柔らかい部分に水が浸食し、一部の場所で地表の沈下が起きているのだ。今年初め、コース一部で大規模な研磨と再舗装が行われたが、先週末のレース開始時も地表の起伏は懸念事項のままだった。
F1コストキャップ違反問題:不正との批判に憤るレッドブル代表。ライバルは軽い罰を懸念、FIAとの協議結果を注視
レッドブル・レーシングが2021年F1コストキャップ規則に違反し、上限額を超過していたことが明らかになり、他チームからは厳しいペナルティを求める声が相次いでいる。レッドブルとFIAは合意について協議、レッドブルの創設者ディートリッヒ・マテシッツ氏の死去を受けて、話し合いが一時中断された後、今週半ばから再開される予定となっている。