9月10〜11日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第6戦『ニュルブルクリンク12時間』に挑んだTOYOTA GAZOO Racingは、345号車レクサスLC(石浦宏明/片岡龍也/蒲生尚弥)が総合65位で完走。244号車トヨタGR86(佐々木雅弘/松井孝允選手/矢吹久)はチェッカー間際にストップしリタイアとなった。
TOYOTA GAZOO Racingは、その活動の原点として掲げる「人とクルマを鍛える」、「モータスポーツを起点としたもっといいクルマづくり」という目標のために長年ニュルブルクリンク24時間に参戦してきた。新型コロナウイルス感染拡大のため2020年からしばらく参戦できない状況が続いていたが、6月のNLSから再度ニュルへの挑戦をスタートさせた。
6月のNLS4同様、チームは将来の市販車に向けた先行技術を投入しているレクサスLC、そしてGR86という2台を投入したが、ドライバーの顔ぶれを変更。NLS4では石浦/松井/片岡というトリオだったレクサスLCは石浦/片岡/蒲生という組み合わせに。GR86は片岡/佐々木というコンビだったが、今回は佐々木/松井、そして社員ドライバーの矢吹という組み合わせとなった。
2日間で6時間耐久を2回行うスタイルのニュルブルクリンク12時間だが、初日は雨交じりで難しいコンディションのなか行われた。345号車レクサスLCは2日間で63周を走り、唯一の参加となったSP-PROクラス優勝/総合67位でフィニッシュ。244号車GR86は64周を走りSP4クラスをリードしていたものの、最終周にストップしリタイアという結果となった。
TOYOTA GAZOO Racingでは、今後も「私たちの『もっといいクルマづくり』は、これからも続いていきます」としている。