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 3年ぶり開催となるシンガポールGPを前に2週間のブランクを過ごしたF1ドライバーたちは、思い思いの過ごし方でリフレッシュを図り、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンはトレーニングを積んでこの週末にコンディションを間に合わせてきた。この週末はドライバーズチャンピオンが確定する可能性もあり見逃せない一戦となっている。SNSから1週間の出来事を振り返ろう。

●DJノリス

 2週間の余暇でドライバーたちは大いにリフレッシュした。マクラーレンのランド・ノリスはクラブでDJに挑戦、四苦八苦しながらも様にしてしまうのは天性の才だ。

●ラッセル、ロジャー・フェデラーと交流

 メルセデスのジョージ・ラッセルは、先日引退を発表したテニス界のレジェンド、ロジャー・フェデラーとの交流を楽しんだ。レイヴァー・カップの前で、引退発表直前に顔を合わせておりラッセル自身も驚いたに違いない。

●準備に打ち込むサインツ

 余暇とトレーニングをバランス良くこなすのもF1ドライバーの使命だ。フェラーリのカルロス・サインツはウエイトトレーニングで肉体を追い込む。

●よい子は真似しないでください

 強烈なGがかかるF1マシンを操るためには首の強化が不可欠だ。椅子に頭を置いて自重トレーニングを行うのは一般的だが、いかに過酷で危険を伴うものであることを認識させられる。

●記念Tシャツ予約受付中

 あと1週間と迫ったF1日本GPを記念して、アルファタウリの角田裕毅から記念Tシャツの発売が報告された。日本の秋をイメージした風情とカッコよさが融合されているTシャツだ。

 なお注目を集めすぎてアクセス集中により決済システムが一時ダウンした模様。現在は復旧済みだ。

◾フェルスタッペン、戴冠の条件

●アルファロメオ、来季のラインナップが確定

 アルファロメオは周冠宇との契約延長を発表し、バルテリ・ボッタスとのコンビを継続させることが確定した。まだ確定していないのはウイリアムズ、アルファタウリ、アルピーヌ、ハースの4チーム。今年の移籍市場は長期化している。

●周のヘルメットはタピオカミルクティ

 契約延長が公式となり一安心したであろう周は、この週末をスペシャルヘルメットで過ごす。デザインは自身が大好きなタピオカミルクティだ。なんでもメルボルンを訪れた際に専門店を多く目にし、それをTwitterへ投稿したことが発端とのことだ。

●来季は6レースでスプリント開催へ

 今季は3度行われるスプリントが、来季は6戦に拡大される。開催地は協議中とのことだ。

●Battle Cats、翼を授ける

 スマホアプリ『にゃんこ大戦争』を手掛ける日本のポノス株式会社がレッドブルとコラボすることが決まった。F1日本GPでレッドブルのマシンに、にゃんこ大戦争の英名である『Battle Cats』のロゴがペイントされるほか、鈴鹿では限定グッズも発売するとのこと。お見逃しなく。

●フェルスタッペン、戴冠の条件

 今季ひとり勝ち状態のレッドブル、マックス・フェルスタッペンは早くもこのシンガポールGPで王座を確定させるかもしれない。優勝が絶対条件で、ライバルの順位にも依存するがアクシデント不可避のストリートサーキットではその可能性は充分にある。日本のファンとしては是非とも次戦に持ち越して欲しいところか。

◾アルボン、準備OK/金曜日の様子

●アルボン、準備OK/金曜日の様子

 前戦イタリアGP直前に虫垂炎を患い欠場していたウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、コンディションを整えてシンガポールGPに間に合わせてきた。万全とは言えないと語るも、コールドサウナやトレーニングで出来る限りの準備を整えてきた。無事に決勝レースを走り終えることが目下の目標か。

 シンガポールでのレースは実に3年ぶりで、路面が再舗装されたほかマシンも刷新されており、まるでシェイクダウン。フェラーリのシャルル・ルクレールはブレーキにトラブルをかかえ、スタッフで垣根を作るほどに。FP2では復帰し好タイムをマークしたが、まだまだ不安はつきまとう。

 メニューを終えてピットに戻ったアルファタウリのピエール・ガスリーだったが、マシンをジャッキに載せた直後にまさかの出火。前兆が見られず突然の出来事にスタッフも驚きの表情だったが迅速に消化が行われ、ガスリーもすぐにマシンを脱出し大事に至らず。

 大型化した現行マシンに市街地サーキットは狭すぎるのか。ベテランを含む多くのドライバーがウォールにタイヤを接触させるシーンが目立ち、手狭感は否めない。転換期が近づいている。

 さて熱帯地域特有の蒸し暑さに包まれるシンガポールではドライバーの冷却も急務。アルファタウリのふたりは特設プールに飛び込み身体を冷やす。速さの秘訣は健全に保たれた肉体だ。