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 FIAは、財務レギュレーションに基づき、全チームが2021年にコストキャップ違反を犯していないかどうか監査を行った結果、レッドブル・レーシングはコスト制限額を超過していたことが明らかになったと発表した。レッドブルはこれを受け、自分たちの認識では違反はないと主張した。

 FIAは、10月10日、2021年F1財務レギュレーションに関する10チームの監査結果を発表、レッドブルは手続き上の違反に加え「軽微な支出超過違反」を犯していたこと、アストンマーティンは手続き上の違反を犯していたことが公表された。アストンマーティンを含む9チームは、2021年コストキャップを順守していると認められた。レッドブルとアストンマーティンへの具体的な処罰については、後日明らかにされる。

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2022年F1第18戦日本GP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 これを受け、レッドブルは声明を発表、自分たちは規定額を守っていたと改めて主張、今後取るべき措置について検討すると述べた。

「我々は、『財務レギュレーションの軽微な支出超過違反』があるというFIAの調査結果に、驚きと失望を持って注目している」とレッドブルの声明には記されている。

「我々の2021年提出物は、コストキャップの上限を下回っていた。従って、FIAの調査結果を慎重に確認する必要がある。我々は今も、関連コストは2021年コストキャップ額を下回っているという確信を持っているからだ」

「他者の推測や位置づけにかかわらず、当然、FIAのレギュレーションに基づいたプロセスがあり、我々はそれを尊重し、従うつもりだ。一方で、我々は利用可能なすべての選択肢を検討する」