木曜夜のデイ1の新井敏弘のクラッシュで波乱の幕開けとなったフォーラムエイト・ラリージャパン2022。金曜のデイ2も最初のSS2でダニ・ソルド(Hyundai Shell Mobis World Rally Team)がトラブルからコース真ん中にマシンを止めると、クルマが大炎上。さらにWRC2のカエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)が旧伊勢神トンネルの出口でクラッシュ、セバスチャン・オジエ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)もタイヤのパンクに見舞われるなど、トラブルやアクシデントが続いている。
SS2の走行時は朝早かったこともあり、霧やモヤのような見えずらい状況で、ドライバーも「スモーキー!」と訴えていた。また、路面には落ち葉が多く、滑りやすさとともに、過熱したブレーキに触れて燃えやすいといった状況もあったようだ。SS2を走り終えることができたドライバーたちが走行後のコメントを述べた。
#69 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)
「かなりひどい。アンダーステアが強くて、このような路面だとフロントタイヤがやられてしまい、まったく走れなくなる。ステージの途中で車内に煙が出始めた。何の煙か分からないのでチェックしなければならない」
#8 オィット・タナック/マルティン・ジェルペオジャ(Hyundai Shell Mobis World Rally Team)
「トリッキーだった。トンネル内にダストが充満してボンネットの先が見えなかったので、止まらなければならなかったんだ」
#11 ティエリー・ヌービル/マルティン・ウィダグ(Hyundai Shell Mobis World Rally Team)
「正直なところ、最高の気分とは言えない。かなりアンダーステアで、終盤はペースノートも慎重になりすぎた。予想外のことががたくさんあったし、ダストも多かった。できるだけのことしかできなかった」
#33 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)
「正直、ベストのリズムではなかったと思う。クルマは問題ないので、慣れようとしているところだ」
#18 勝田貴元/アーロン・ジョンストン(TOYOTA GAZOO Racing)
「とても難しくて、かなりマズいドライビングだったね。序盤のコーナーでのグリップの低さにはかなり驚かされたし、その後もどうなるのかよく分かっていなかった」
#1 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)
「正直言って何があったのかまったく分からない。道幅がとても狭くて、路面のグリップもあまりなくて感じ取ることができなかった。僕らのレースは終わってしまった」 ※パンクによるタイヤ交換でタイムダウン
#42 クレイグ・ブリーン/ジェームス・フルトン(M-Sport Ford World Rally Team)
「セバスチャンがすぐに脇に寄せてくれてありがたかった。たぶん4~5秒遅れたと思うけど、それほど悪いスタートじゃない」