ヌービルのサイン入りグッズが当たる。ヒョンデ、ラリージャパン優勝記念キャンペーンを開催

 ヒョンデ・モビリティ・ジャパンは11月24日、ヒョンデ・シェル・モビスWRTがWRC世界ラリー選手権最終戦『ラリージャパン』で優勝したことを記念し、優勝ドライバーであるティエリー・ヌービルのサイン入りグッズが当たるキャンペーンを同日より開始すると発表した。

 TwitterとInstagramで行われるこの期間限定キャンペーンは、11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催されたWRC第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』で、ヒョンデ・モータースポーツのヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)とオッタ・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)がワン・ツー・フィニッシュを達成したことを記念して実施されるもの。抽選で選ばれた20名の当選者には、2023年シーズンも“エース”としてチームを牽引するヌービルの直筆サイン入りNキャップがプレゼントされる。

【動画】マシン炎上とWRC2新王者誕生、勝田貴元の力走も。5つの出来事で振り返るラリージャパン

 北海道で行われた2010年以来、12年ぶりの“復活”を果たし11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催された『ラリージャパン』を振り返る動画が、WRC世界ラリー選手権の公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/@wrc)で公開されている。

 動画のタイトルに『Top 5 Moments』とあるように、このムービーはWRC日本ラウンドが行われた週末において、象徴的な瞬間や出来事をピックアップしたものとなっている。その最初に登場するのは、デイ2のオープニングステージとなったSS2でクルマを壊してしまったカエタン・カエタノビッチのクラッシュシーンだ。

Mスポーツ、複数年契約のブリーンを1年で放出「競争力のあるラインアップ確保に目を向ける」

 Mスポーツ・フォードWRTは11月17日、同チームのフルタイムドライバーとして2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権を戦ったクレイグ・ブリーンとの契約を1年早く終了させ、双方の友好的な決定のうえで2023年は異なる道を進むことを確認した。

 ブリーンは昨年、ヒョンデからMスポーツ・フォードへ電撃移籍。イギリスの名門チームと複数年契約を結んだ。チームのエースドライバーとして迎えられた彼は、開幕戦モンテカルロで3位表彰台を獲得し、イタリアでは自己ベストリザルトとあんる2位となりふたたび表彰台に登った。

恐るべきスピードで他を圧倒。WRC最年少王者ロバンペラ、半数以上のパワーステージで最速タイム

 2022年、WRC世界ラリー選手権に新しい歴史が刻まれた。トヨタのカッレ・ロバンペラが、22歳と1日という新記録でシリーズ史上もっとも若いワールドチャンピオンとなったのだ。

 これまでのレコードは1995年にWRC王者となった故コリン・マクレーの27歳と109日であったことから、その更新幅の大きさには驚くばかり。しかし、今季のロバンペラの活躍を見る中でもうひとつの驚きとなったのは、ステージ上位5台のクルーとマニュファクチャラーにボーナスポイントが付与される“パワーステージ”でのずば抜けたスピードだった。

敵地・日本での勝利はヒョンデにとって重要とヌービル「2023年に向けて必要な後押し」/ラリージャパン

 ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)は、11月10~13日に愛知県と岐阜県で開催されたWRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』において、自身とチームメイトのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)がワン・ツー・フィニッシュを決めたことは、ヒョンデ・モータースポーツにとって必要な後押しだったと述べた。

 2010年以来、12年ぶりの開催となったWRC日本ラウンドで優勝を飾ったヌービルは、自身の今季2勝目がチャンピオンシップには影響しない、“単なる勝利”であることを認めた。しかし、マニュファクチャラー選手権においてTOYOTA GAZOO Racing WRTに次ぐランキング2位となったヒョンデにとっては、それ以上の意味があったと言う。

【動画】2022WRC第13戦ラリージャパン ダイジェスト

 11月10日から13日にかけて、豊田市を中心に愛知県と岐阜県で開催された『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』。2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権最終戦として行われた同イベントを振り返るハイライト動画が、シリーズ公式YouTubeチャンネルをはじめ、ヒョンデ、トヨタの各オフィシャルチャンネルで公開されている。

 2010年に北海道で行われて以来、12年ぶりに帰ってきたWRC日本ラウンド『ラリージャパン』は、序盤にクラッシュや車両火災などのアクシデントが続出した。そんななか、ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)とエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が集団から一歩抜け出し首位争いを展開。13日(日)の最終日まで白熱した優勝争いが展開された。また、ラリー終盤には地元のスタードライバーである勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3番手に浮上し、そのまま3位表彰台を獲得したことで大いに盛り上がった。

今オフ移籍確定のタナクがヒョンデの3年間を振り返る。将来については「まだ契約していない」/WRC

 ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)は11月10~13日、日本で開催されたWRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』で、僚友ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)に次ぐ総合2位となった。彼は今季最終戦となった同イベントにおいて、3年間過ごしたヒョンデチームでのプログラムにピリオドを打った。

 このエストニア人は2019年、当時トミ・マキネン代表が率いていたTOYOTA GAZOO Racing WRTで自身初となるドライバーズタイトルを獲得。その翌年、マルチタイムスチャンピオンとなるべく、ドイツはアルゼナウに拠点を置くチームに籍を移した。

GRヤリスは実はWRCラリー1よりラリー2向き!? 初披露プロトタイプの開発背景と現状を聞く/ラリージャパン

WRCラリージャパン3日目の岡崎SSでユハ・カンクネンが搭乗してデモランを披露したGRヤリスのラリー2プロトタイプ。ラリー2として登録前の段階であり細部や車両内部の撮影はNGで詳細は明らかにされなかったものの、開発を担当した齋藤尚彦氏と行木宏氏に概要を聞いた。

勝田貴元がトヨタ最上位の3位獲得。GRヤリス・ラリー1は、計11本のステージで最速タイムを記録

 11月13日(日)、WRC世界ラリー選手権第13戦『ラリー・ジャパン』の競技最終日デイ4が、豊田スタジアムのサービスパークを起点に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合4位でフィニッシュ。チームメイトのエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5位、カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合12位でフィニッシュした。

 サテライトチームのTOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから初のWRC母国ラウンドに出場した勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)はトヨタ勢最上位となる総合3位となり、表彰台を獲得した。

チームメイトも勝田を祝福。「貴元がホームで表彰台に上れて本当に嬉しい」/WRC第13戦日本 デイ4後コメント

 11月13日(日)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技最終日、デイ4のSS15~19が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合優勝を飾った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は初のWRC母国戦で3位表彰台を獲得している。12年ぶりの“復活”開催となったラリージャパン、4日間にわたるラリーを戦ったドライバーたちのコメントが各チームから発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT