F1: イタリアGP@モンツァ サーキット。フェルスタッペンがセーフティカーの後ろから勝利。フェラーリのホームレースであるモンツァで、マックス フェルスタッペンがシャルル ルクレールから勝利をもぎ取った。
マックス フェルスタッペンは、モンツァのアウトドローモ ナツィオナーレで、フェラーリのパーティーを台無しにした。レッドブルのスターレーサーがフェラーリのシャルル ルクレールを抑えてイタリアGPを制し、5連勝、年間11勝目、通算31勝目を達成した。
フェルスタッペンは、「素晴らしいレースだった。すべてのタイヤコンパウンドで最速だった」と語り、ティフォシからブーイングを浴びながらも勝利について語った。
6周目にはすでに7番手(ペナルティによるグリッド降格)から2番手へとポジションアップしていたフェルスタッペン。その後、ルクレールがセーフティカー中にピットストップを行ったため、首位の座を奪い、そのままチェッカーフラッグを受けた。
フェラーリのモナコ人スターレーサーは、相手より1回多くストップすることを余儀なくされた。レース終了4周前のセーフティカー導入時(ダニエル リカルドのリタイアによる)にルクレールはピットストップを余儀なくされた。ティフォシは、口笛の大合唱でそれを認める。
ルクレール「最後は悔しい思いをしました。もちろん、ここイタリアで勝ちたくて、そのために努力していたのだが・・・」と、悔しさをにじませた。
メルセデスのジョージ ラッセルは、カルロス サインツ、ルイス ハミルトン、セルジオ ペレスを抑えて3位入賞を果たした。
マックス フェルスタッペンは、次戦シンガポールGPで2年連続のワールドチャンピオンになる可能性が出てきた。そのためには、ルクレールより22点以上、チームメイトのセルジオ ペレスより13点以上、メルセデスのジョージ ラッセルより6点以上多く得点する必要がある。
それは、フェルスタッペンが優勝し、ファステストラップを記録し、ルクレールが8位以下に終わり、ペレスが表彰台を逃した場合だ。
なお、今年はロシアGPが中止となったため、次戦、2022年F1第17戦シンガポールGPは、10月2日(日)に、シンガポール市街地コースでおこなわれる。そしてその翌週の日本GPへと続く。ますますヒートアップしそうなレッドブル対フェラーリの戦い。市街地コースを制するのは果たしてどちらのマシンか?鈴鹿での日本GPも含め、終盤に入るチャンピオン争いからますます目が離せなくなりそうだ。
2022年F1第16戦イタリアGP決勝結果(10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 1時間20分27.511秒
2位 シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +2.446秒
3位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス +3,405秒
4位 カルロス サインツJr(スペイン) – フェラーリ +5,061秒
5位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス +5.380秒
6位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +6.091秒
7.ランドー ノリス(イギリス) – マクラーレン +6.207秒
8位 ピエール ガスリー(フランス) – アルファタウリ +6.396秒
9位 ニェック デ フリース(オランダ) – アストンマーティン +7,122秒
10位 周 冠宇(中国) – アルファロメオ +7,910秒
ドライバーズランキング(全22戦中16戦終了時点の順位 第10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 335ポイント
2位 ルクレール(モナコ) – フェラーリ 219ポイント
3位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブルシャルル 209ポイント
4位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス 203ポイント
5位 カルロス サインツJr(スペイン)-フェラーリ 187ポイント
6位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス 168ポイント
7位 ランドー ノリス(イギリス) – マクラーレン 88ポイント
8位 エステバン オコン(フランス) – アルピーヌ 66ポイント
9位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ59ポイント
10位 ヴァルテリ ボッタス(フィンランド)-アルファロメオ – 46ポイント
コンストラクターズランキング(全22戦中16戦終了時点の順位)
1位 レッドブル 544ポイント
2位 フェラーリ 406ポイント
3位 メルセデス371ポイント
4位 アルピーヌ 125ポイント
5位 マクラーレン 107ポイント
6位 アルファロメオ 52ポイント
7位 ハース 34ポイント
8位 アルファタウリ 33ポイント
9位 アストンマーティン 25ポイント
10位 ウィリアムス 6ポイント
Text: Bianca Garloff
Photo: autobild.de