ウイリアムズ・レーシングのCEOを務めるヨースト・カピートは、ミック・シューマッハーはF1に留まるに値すると述べており、ウイリアムズの2023年の計画に影響を与える可能性があるという。
シューマッハーとハースの現在の契約は今シーズン末で終了するが、予想されていたフェラーリ・ドライバー・アカデミーからの離脱によって彼のF1での将来は危うくなっている。ハースF1チームの代表ギュンター・シュタイナーは、シューマッハーが2022年シーズンを好調のうちに終えることができたら、チームに留まらせる可能性があると語っている。
しかしシューマッハーがハースを離脱したら、ウイリアムズは来年のグリッドにおける彼の唯一の選択肢となりそうだ。カピートは『RTL』とのインタビューで、シューマッハーはウイリアムズにとってアレクサンダー・アルボンと並ぶ魅力的な財産になる可能性があり、チームはシューマッハーがF1キャリアで「前進」していく際にも役に立つだろうと明かした。
「ミックはF1に留まるのにふさわしい」とカピートは語った。
「そうなるか見てみることになるが、我々にとって彼が選択肢のひとつであることは間違いない」
「(ウイリアムズにいるシューマッハーは)きっと魅力的だろう。彼は前進できるだろうし、非常に優れたF1ドライバーになれるだろう」
「彼は今2年目を迎えている。ジョージ・ラッセルに目を向けてみると、彼は2年目もウイリアムズでミスを犯したが、それでも成長した」
「F1は非常に複雑で、F2との違いは大きい。マシンはとても複雑で技術的にも多くを要求されるからだ。そのことを学ばなければならない。そこにたどり着くのに2年の時間をドライバーに与え、3年目に彼の実力を示す必要がある」
しかしウイリアムズは、来シーズンにニコラス・ラティフィのシートを埋めるドライバーとして、急成長中の若手アメリカ人ドライバーでFIA F2に参戦中のローガン・サージェントについても検討している。
「ローガンは間違いなくリストに載っている。彼は我々のジュニアドライバーであり、彼のことをサポートしているのだ。それに彼はF2のルーキーイヤーに素晴らしい仕事をした。だがリストに載っているのは彼ひとりではない」
「我々は予想をしないので、時間があると思う。私が今言及したどんな時間枠も、正確なものではないかもしれない」
「だからどのような展開があるか、自分の足で見てみなければならない。適切な時期になれば、我々は発表を行うだろう」