2022年F1ブラジルGP決勝で、メルセデスのジョージ・ラッセルはグリッド最上位から初優勝を達成、感動の涙を流した。ラッセルはレース中のファステストラップ(1分13秒785)も記録している。
金曜予選で3番手、土曜スプリントで勝利し、決勝のグリッド最上位を確保。71周のレースのなかで、ピットインの際を除いて一貫してトップを走行、後半のセーフティカー後のリスタートも乗り切り、勝利を飾った。
■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
決勝=1位
1番グリッド/タイヤ:ソフト→ミディアム→ソフト
最高の気分だ。この結果を実現させてくれたチームの全員に心から感謝する。今シーズンも、このレースも、感情の面でジェットコースターのようだった。
本当にタフなレースだったが、コントロールできていると感じていた。ルイス(・ハミルトン)はものすごく速かったから、セーフティカーが出た時に、『なんてことだ。終盤はかなり難しくなるな』と思った。彼のプレッシャーは大きかったけれど、しのぎきって勝利をつかむことができた。すごくうれしいよ。
言葉が出ない。インラップではいろいろな思い出が蘇ってきた。ゴーカート時代からの母と父のこと、これまでずっと支えてくれた家族、ガールフレンド、トレーナー、マネージャーのことが浮かんだ。
メルセデスのプログラムに参加する機会を与えてくれたグウェン・ラグルー、(メルセデスの戦略責任者の)ジェームス・ボウルズ、(メルセデスF1チーム代表の)トト(・ウォルフ)……。(感謝したい人を)数え上げればきりがない。彼らには感謝してもしきれない。心の底から誇りに思う。