栃木県のモビリティリゾートもてぎで11月27日に開催される『ホンダレーシングサンクスデー2022』の搬入日となった11月26日。2021年のF1ドライバーズタイトルを獲得したレッドブル・ホンダRB16Bと、2020年にピエール・ガスリー(アルファタウリ)がイタリアGPで初優勝を飾ったアルファタウリ・ホンダAT01の2台のF1マシンがチェック走行を実施。さらに、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がスーパーGT GT500クラスに参戦するホンダNSX-GTをドライブした。
ホンダレーシングサンクスデーは、国内外のレースで活躍するホンダの二輪ライダー、四輪ドライバーがコラボレーションするファン感謝イベントだ。2022年の開催で14回目を数え、ライダー、ドライバーがカテゴリーの垣根を越えて走行や対決をすることが魅力であり、例年、多くのホンダファンやモータースポーツファンが来場し盛り上がりをみせている。
今年は鈴鹿サーキットではなく、2019年以来3年ぶりにモビリティリゾートもてぎで行われ、レーシングマシンたちによるデモ走行や展示に加え、ホンダ製品の展示やグッズ物販、参加型イベントなどが予定されている。
そんな『ホンダレーシングサンクスデー2022』では、15時40分から16時00分まで『Oracle Red Bull Racing & Scuderia AlphaTauri Showrun』と題したレッドブル、アルファタウリのそれぞれのF1マシンのデモンストレーションランが予定されている。
本番を前日に控えた26日、セルジオ・ペレス(レッドブル)の乗るレッドブル・ホンダRB16Bと、ガスリーの乗るアルファタウリ・ホンダAT01がそれぞれ1周のチェック走行を実施。26日のモビリティリゾートもてぎは午前中から昼過ぎにかけて雨が降ったこともあり、2台はウエットタイヤを装着。チェックランかつ周回数も1周だったこともあり、全開走行というわけではなかったようだが、モビリティリゾートもてぎにホンダF1サウンドが鳴り響いた。
さらに、その後も、ARTA NSX-GTやSTANLEY NSX-GT、N-ONEオーナーズカップのゼッケンを付けたホンダN-ONEなどの車両もチェック走行を実施していたが、その中にはHRD開発車両の99号車ホンダNSX-GTの姿もあった。
この99号車はウエットコンディションの中、随所で軽快な走りをみせ、まるで走行を楽しんでいるかのように周回を重ねていた。ドライバーについては一体誰なのか、関係者の中でも注目が集まったが、ホンダ・レーシング(HRC)の公式Twitterにて、そのドライバーがマックス・フェルスタッペンであることが明らかにされた。
HRCの公式Twitterによると、フェルスタッペンは「リハーサルの合間にNSX-GTのステアリングを握り、モビリティリゾートもてぎを疾走」したということで、明日の『ホンダレーシングサンクスデー2022』本番でフェルスタッペンが走行するかは定かではない。ただ、F1ファン、スーパーGTファンにとってはぜひ目にしておきたい姿には違いない。
Oracle Red Bull Racingのマックス・フェルスタッペン選手が、明日のHonda Racing THANKS DAYリハーサルの合間にNSX-GTのステアリングを握り、ツインリンクもてぎを疾走しました!#HRTD #HRTD2022 #OracleRedBullRacing #HRC #NSXGT #MaxVerstappen pic.twitter.com/oJnw1bS3k5
— Honda Racing (@HondaJP_Live) November 26, 2022