F1第17戦シンガポールGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第17戦シンガポールGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、角田裕毅(アルファタウリ)だ。

ガスリー予選7番手「ダブル入賞の大きなチャンス。明日も雨が降るといいね」:アルファタウリ/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーは7番手だった。

■ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ)
FP3 13番手(2分01秒245:インターミディエイトタイヤ/15周)
予選 7番手(Q1=12番手1分55秒606:インターミディエイトタイヤ/Q2=7番手1分53秒546:インターミディエイトタイヤ/Q3=7番手1分51秒211:ソフトタイヤ)

 今日は楽しく走ることができた。コンディションの関係で、スライドがひどくて、すべてのセッションがとても難しかった。それでも7番手という結果を出すことができてものすごくうれしい。

【角田裕毅F1第16戦密着】予選に向けてセットアップを再調整。苦手だったインターミディエイトは「強みになった」

 昨年、アルファタウリと角田裕毅は、ウエットコンディションを苦手としていた。2日目のF1第17戦シンガポールGPは、セッション前に雨が降り、ウエットコンディションのなかで行われた。フリー走行3回目でのアルファタウリの2台はピエール・ガスリーが13番手、角田は15番手に終わった。

 しかし、これはまだ新しいフロントウイングをウエットコンディション下でうまく機能させずにいたからだった。

角田裕毅10番手「ソフトであと1周走れればもっと速いタイムを出せた。それでも満足の予選」/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 ウエットから路面が乾いていくコンディションのなか、Q3では大部分のドライバーが最初のランからソフトタイヤに履き替えてアタックした。そのなかで角田はインターミディエイトで最初のランを走り、序盤は上位につけていたが、徐々にポジションを落とし、セッション終盤の2回目のランはソフトタイヤに履き替えた。自己ベストタイムを大幅に更新した角田だったが、他ドライバーたちには届かず、10番手という結果になった。

【角田裕毅F1第17戦密着】燃料系トラブルにより初日は17番手に終わるも、新フロントウイングは「ポジティブな印象」

 F1第17戦シンガポールGPが開幕する1週前の9月22日、アルファタウリが角田裕毅の2023年残留を発表した。

「チームが発表する数日前、いや1週間前だったかな、チームから決定を知らされました」と言う角田。1年前に残留が発表されたときは「正直、驚いた」と語っていたが、今回は「残留することにはかなりの自信がありました」と振り返った。

ガスリー、マシンから出火もケガはなし「バーベキューされた気分だったけど、大きな問題ではないよ」/F1第17戦金曜

 2022年F1シンガポールGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=9番手/2=14番手だった。

 FP2では、ピットに戻ってきた直後にマシンから出火するというアクシデントがあった。エアインテイクのそばから炎が上がり、クルーが消火器で火を消し、ガスリーはマシンから飛び降りた。幸いけが人は出なかった。

角田裕毅、燃料システムの問題で走行時間をロス「初のコースでのトラブルは痛かった。FP3で後れを取り戻す」/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=15番手/2=17番手だった。FP2では燃料システムの問題が発生したため、走行時間を大幅に失った。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは一日を振り返って、次のように語った。

「FP1では、新世代F1マシンがこのストリートサーキットのバンプでどういう挙動を見せるかについて学ぶことに集中した。ここはシーズン中、最もバンプがひどいことで知られるコースだ。AT03の開発を続け、ここには新しいフロントウイングを持ち込んだので、新ウイングの特徴についてチェックするための空力作業にも時間を費やした」

アルファタウリF1のガスリー、2023年移籍の可能性を認める「2、3週間のうちに明確な答えが出ると思う」

 アルファタウリF1チームのピエール・ガスリーは、2023年のプランについては、今後2週間か3週間のうちに決まる見通しであると語った。ガスリーがアルファタウリに残留することは、すでに発表されているが、その後のドライバーマーケットの動きにより、アルピーヌへの移籍の可能性が出てきた。

 フェルナンド・アロンソが今季末でアルピーヌから去り、アルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリがマクラーレンに加入することが決定したため、アルピーヌは、2023年のドライバーを探さなければならない状況に陥った。アルピーヌはフランス出身のガスリーをエステバン・オコンのチームメイトに起用し、オールフランスの体制を形成することを望んでいると言われる。

初走行のシンガポールに臨む角田裕毅「忙しいコースだが、パフォーマンスを引き出せれば入賞を狙う」/F1第17戦プレビュー

 アルファタウリの角田裕毅は、今週末の2022年F1第17戦シンガポールGPに向け、初走行のマリーナ・ベイ・市街地サーキットでのレースは簡単にはいかないが、パフォーマンスを発揮できれば入賞を狙うと語った。

 チームのホームレースとなったイタリアGPを終え、アルファタウリは、2023年も角田を起用することを発表した。アルファタウリで3年目のシーズンを迎えることが決まり、嬉しく思っていると角田はコメントした。

【動画】角田裕毅がオランダ車『DAF 66』を紹介。一風変わったクラシックカーに「大好き」連発

 2022F1第15戦オランダGPを前に、ザントフォールト・サーキットでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との『バック走行レース』で火花を散らした角田裕毅(アルファタウリ)。そのレースで使用したオランダ車『DAF 66』を角田が自ら紹介している。