レッドブル代表、想定外の敗北と認めるも「今日のタイヤ戦略によって、日曜決勝が有利になる」/F1第21戦スプリント

 2022年F1ブラジルGPの土曜スプリントで、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは4番手、セルジオ・ペレスは5番手という結果だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 ソフトタイヤはレンジが狭いと感じていたため、ミディアムでスタートすることにした。レース前半を乗り越えられれば、問題ないと考えたのだ。ところが実際走ってみると、予想していたよりデグラデーションがひどいことに気付いた。その上、今日のメルセデスのマシンは速かった。このふたつの要因により、彼らを抑えきることができなかったのだ。

【F1チーム代表の現場事情:レッドブル】激怒と沈黙。コストキャップ違反問題への対処に苦慮するホーナー

 大きな責任を担うF1チーム首脳陣は、さまざまな問題に対処しながら毎レースウイークエンドを過ごしている。チームボスひとりひとりのコメントや行動から、直面している問題や彼のキャラクターを知ることができる。今回は、レッドブル・レーシングのチーム代表クリスチャン・ホーナーに注目した。

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 レッドブルが今シーズン最も喜ぶべき瞬間を迎えたこの時期に、クリスチャン・ホーナー代表は大きな事件に直面し、強いプレッシャーのなかで過ごさなければならなかった。

 シンガポールGPは、マックス・フェルスタッペンが2022年ドライバーズタイトルを決める可能性がある最初のグランプリだった。しかしその週末に大きな注目を集めたのは他の話題だった。レッドブルが2021年にバジェットキャップ規則に違反し、ペナルティを受ける可能性があるという報道がなされ、そのトピックで持ちきりになってしまったのだ。

レッドブル代表「最後まで得点数が分からなかった。信じられないようなタイトル決定戦」/F1日本GP

 2022年F1日本GP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンが自身2度目のF1ドライバーズタイトルを獲得した。フェルスタッペンは優勝、セルジオ・ペレスは2位で、チームは1-2を飾った。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 何というレースだ! (レースが短縮されたため)終盤になっても、フルポイントが与えられるのかどうかはっきりとは分からずにいた。あのようなフィニッシュになるとは、信じられないほど素晴らしいことだ。

レッドブル代表「マックスにとって非常に重要なポール」戒告どまりの裁定にも満足/F1日本GP予選

 2022年F1日本GPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはポールポジションを獲得、セルジオ・ペレスは4番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー

 予選はかなり接戦だった。フェラーリはシーズンを通して速さを発揮しているから、ここでもそうであると予想していた。しかしマックスが見事なラップを走り、ポールポジションを確保した。明日は不安定な天気になりそうなので、このポールは非常に重要だ。

ホンダのロゴが復活。レッドブル・グループとホンダ、F1における更なる関係強化に合意

 10月5日、ホンダはレッドブル・グループとのモータースポーツにおけるさらなるパートナーシップ強化について合意し、新たな取り組みの内容を発表した。そのなかで、2022年第18戦日本GPから最終戦となるアブダビGPまで、レッドブルとアルファタウリの両チームのマシンにHRCのロゴに加え、新たにホンダのロゴがあしらわれることが明らかとなった。

 ホンダは8月2日にレッドブル・パワートレインズとの2023年から2025年までのF1パワーユニットに関する支援について合意し、ホンダ・レーシング(HRC)による技術支援を2025年シーズンまで延長することを発表している。そんななか、ホンダとレッドブル・グループはさらなるパートナーシップの強化について合意。新しい3つの取り組みつについて、その内容が明らかにされた。