プロトン・コンペティション、ポルシェ963のカスタマーとしてWEC&IMSAへの同時参戦を計画。問題は“納期”

 チームオーナーのクリスチャン・リードによれば、プロトン・コンペティションは2023年、新型LMDh車両の『ポルシェ963』でWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の同時並行プログラムを計画しており、現在複数のシナリオが用意されているという。

LMDh時代にシートはある? 将来が気になるふたりの中堅【WEC富士でズバッと直撃/ジャンマリア・ブルーニ&ロビン・フラインス】

 ここまでマシュー・バキシビエール、ベン・キーティング、フェルディナンド・ハプスブルク、そしてジョシュ・ピアソンと4人のWECドライバーたちを紹介してきたこのコーナーだが、今回はふたりの選手にご登場いただこう。

 まずひとり目は現在、LMGTEプロクラスでポルシェ91号車をドライブしているジャンマリア・ブルーニ。WECファミリーのイギリス人たちからは、”ジミー・ブルーニ”と呼ばれている。

 元F1ドライバーでもある彼は、意外(?)と若い41歳。そんなブルーニは、今年ル・マンでリヒャルト・リエツ、フレデリック・マコウィッキとともにクラス優勝を飾っている。改めてその優勝について聞いてみた。