元F1王者デイモン・ヒル、現役最年長ドライバーであるアロンソの引退時期を「44歳」と予想

 元F1チャンピオンのデイモン・ヒルは、フェルナンド・アロンソはまだF1で戦えるだけの能力と意欲を持っていると語り、彼の引退時期を3年後の「44歳」だと予想した。

 アロンソは引退を発表したセバスチャン・ベッテルに代わり、アストンマーティンF1と2023年からの複数年契約を結んだ。アロンソとの契約延長が有力視されていたアルピーヌF1のオットマー・サフナウアー代表は、2022年7月に41歳の誕生日を迎えた彼の年齢がネックとなり、単年の契約しか提示できなかったことが交渉が決裂した原因だと考えている。

アロンソのアストンマーティン移籍は「公然の秘密」だったとハースF1代表。去就未定のミックに対して戸惑いも

 ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンと交渉していたのは「公然の秘密」だったと明かす一方、ピアストリがアルピーヌとの契約を否定したことは予想外だったと語った。

 アストンマーティンは8月1日、わずか数日前にF1引退を発表したセバスチャン・ベッテルに代わり、2023年シーズンからアロンソがチームに加入することを発表した。アロンソはアルピーヌとの契約を延長することが有力視されていただけに、このニュースは衝撃を呼んだ。

シューマッハーファンだったストロール、来季チームメイトのアロンソは「悪者だった」と振り返る

 ランス・ストロール(アストンマーティン)は、少年時代の自分にとって2023年シーズンからのチームメイトであるフェルナンド・アロンソは「悪物」だったと明かした。

 ストロールは来季、レーシングポイント時代から数えてアストンマーティンでの5年目のシーズンを迎える。そのチームメイトとなるのがアルピーヌからの移籍を発表したアロンソであり、ストロールにとっては現在のセバスチャン・ベッテルに続いて、ふたり連続でF1ワールドチャンピオン経験者とのペアとなる。

「F1における偉大なライバルのひとり」長年に渡り戦ってきたベッテルの引退にアロンソが賛辞

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、2022年シーズン限りでの引退を発表したセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)について「F1における偉大なライバルのひとり」と語り、彼に賛辞を送った。

 2022年F1第13戦ハンガリーGP直前、ベッテルは2022年末をもってF1から引退することを発表した。2007年にBMWザウバーからF1にデビューしたベッテルは、その後スクーデリア・トロロッソ、レッドブル、フェラーリと渡り歩き、今季アストンマーティンでそのキャリアを閉じることになる。

アロンソの移籍に元チームメイトのマッサが疑問符。競争力のないマシンでは「チームと争うことになりかねない」

 元F1ドライバーのフェリペ・マッサは、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンF1との契約を結んだことに疑問を呈し、状況次第では彼がアストンマーティンに「問題」を引き起こすと指摘した。

 8月1日、アストンマーティンF1は数日前に引退を発表したセバスチャン・ベッテルに代わり、アロンソと2023年からの複数年契約を結んだことを発表した。

 世界中を驚かせたこの発表だが、イギリスの放送局『Sky Sports』の番組『Any Driven Monday』に出演したマッサにとって、この移籍は「不思議」だったという。