2022年のWEC世界耐久選手権LMGTEアマクラス王者となったベン・キーティングは、新たにシボレー・コルベットC8.Rを走らせることになる2023年シーズンが、WECフル参戦最後の年になる見込みであることを明らかにした。
コルベットC8.Rの2023年WEC参戦継続が決定。ベン・キーティングを擁しLMGTEアマクラスへ
2022年シーズンをもってLMGTEプロクラスが終了となるWEC世界耐久選手権。現在参戦するポルシェ、フェラーリが2023年以降、最高峰ハイパーカークラスでの活動へと移っていくなか、シボレー・コルベットC8.Rの動向が注目されていたが、この度、来季もC8.Rを用いて唯一のGTカテゴリーとなるLMGTEアマクラスへ参戦することが決定された。
ドライバーにはテキサス出身のトップアマチュア、ベン・キーティングを起用する。キーティングは現在、LMGTEアマクラスにTFスポーツのアストンマーティン・バンテージAMRで参戦、最終戦を前にポイントランキング首位に立っている。
“6戦6クラッシュ”から愚直な努力で最速ジェントルマンへ「GT3は興味なし」【WEC富士でズバッと直撃/ベン・キーティング】
WEC世界耐久選手権に出場する気になるドライバー第1弾として、アルピーヌのマシュー・バキシビエールをご紹介した本企画。続いて第2弾としてご紹介するのは、TFスポーツ33号車アストンマーティン・バンテージAMRでLMGTEアマクラスに参戦するアマチュアドライバー、ベン・キーティング(“さん”という敬称を付けたくなるが、今回は呼び捨てで……)。富士6時間レースの金曜日、朝の走行前という忙しい時間にもかかわらず、大いに語ってくれた。
■妻からプレゼントされたクルマで「恋に落ちた」
“一方通行”だったウイナーの無線。暑さで分かれたタイヤ選択とその結末etc.【WEC富士決勝日Topics2】
9月11日、富士スピードウェイで行われたWEC世界耐久選手権第5戦富士6時間レースは、トヨタGAZOO Racingの8号車GR010ハイブリッド(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)の勝利により、幕を閉じた。
これでトヨタは富士で開催されたWEC9レース中、8戦で勝利を納めたことになる。また、トヨタが地元・富士でワン・ツーを飾るのは、4回連続のことである。
■前回の“フル・グリーン”レースも富士