最後のふたりはマコウィッキとタンディ。ポルシェ963の10名のワークスドライバーが確定

 11月14日、ポルシェは2023年のLMDhワークスチームのドライバーとして、ニック・タンディとフレデリック・マコウィッキを起用すると発表した。

 2023年、ポルシェはファクトリーチームの『ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツ』として、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスと、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスに、それぞれ2台の新型LMDh車両『ポルシェ963』を投入する。

 通常、WECでは3名体制、IMSAでは長距離戦を除き2名体制となることから、4台のワークス963に対して10名のドライバーが必要となるが、すでに発表されていた8名に、新たにタンディとマコウィッキの名前が加えられることとなった。

プロトン・コンペティション、ポルシェ963のカスタマーとしてWEC&IMSAへの同時参戦を計画。問題は“納期”

 チームオーナーのクリスチャン・リードによれば、プロトン・コンペティションは2023年、新型LMDh車両の『ポルシェ963』でWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の同時並行プログラムを計画しており、現在複数のシナリオが用意されているという。

2023年登場のポルシェ963、セブリングで36時間耐久テストを完了。約7300kmを走破

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、セブリング・インターナショナル・レースウェイで36時間の耐久テストを実施し、2023年に登場するLMDhマシンとしては、これまでで最長の連続走行時間を記録した。

 耐久の雄ポルシェと名門チーム・ペンスキーがタッグを組んで誕生したファクトリーチームは先週、アメリカ・フロリダ州のサーキットで、セブリング12時間レース3回分の時間をかけてニューマシン『ポルシェ963』を走らせた。

2023年にデビューするポルシェ963のカーナンバーが決定「かつての栄光の日々を思い出す」/IMSA

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツから2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスに参戦する新型LMDh車両『ポルシェ963』が、かつてのポルシェRSスパイダーのプログラムにおけるポルシェおよびペンスキーの成功にちなみ、カーナンバー6と7をつけることが、2022年のIMSA最終戦プチ・ル・マン開催中の9月30日にアナウンスされた。