アレイシの緊急ピット、スズキのWリタイア原因、最終周のバニャイア転倒/MotoGP第16戦日本GP 決勝の出来事

 9月25日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで2022年MotoGP第16戦日本GPの決勝レースが行われた。MotoGPクラスは中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)が怪我のなかでも見事完走を見せた。そして5人のライダーがリタイア、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)はトラブルに見舞われたが選手のコメントを交えて気持ちや原因をお届けする。

ポールスタートから4位フィニッシュのM.マルケス、復帰後初の完走レースで腕の状態に好感触/MotoGP第16戦日本GP

 MotoGP第16戦日本GPで、マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は復帰後2戦目にしてイタリアGP以来初めてレースディスタンスを走り、今季の自己ベストリザルトタイとなる4位でゴールした。まだ完全な状態ではないとしても、マルケスにとって腕の痛みなく走れたレースだった。

長島哲太「マシンを開発していく上で理解度が上がった」/MotoGP第16戦日本GP決勝

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝レースが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、長島哲太(HRCチーム)はリタイアに終わった。

 決勝日は前日の雨とは打って変わり雲ひとつない快晴となったが、朝のウォームアップ走行では、いきなりマシントラブルに見舞われる。V字コーナー手前でストップしたマシンを置き、マーシャルバイクでピットに戻り、もう1台のマシンで出走。短いウォームアップ走行でのトラブルは、少しでも多く周回したい長島にとっては痛かったが、決勝では気温も上がり、タイヤチョイスも変わるほどだったため、あまり参考にならなかったのは不幸中の幸いだった。

津田拓也、マシン炎上でリタイア「バイクを壊してすごく残念。残り4戦もスズキを応援してほしい」/MotoGP第16戦日本GP決勝

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝レースが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)はマシントラブルにより12周でリタイアに終わった。

 ドライコンディションとなった決勝日。スズキは津田とアレックス・リンスともに、午前のウォームアップ走行ではタイヤのコンパウンドを比較した。

最後までトップを守り切ったミラー「これまでのレース人生の中で、一番といえるレースだった」/MotoGP第16戦日本GP決勝トップ3コメント

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、優勝したジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)、2位のブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、3位のホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が会見に出席し、レースを振り返った。

16年ぶりの快挙。小椋藍が青山博一監督以来となる母国GPで優勝「チェッカーを受けた瞬間、ホッとした」/MotoGP第16戦日本GP

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP Moto2クラスの決勝が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が優勝を飾った。

 予選日の悪天候がまるで嘘だったかのように、決勝日は青空が広上がり、絶好のドライコンディションでレースが始まった。小椋は、5列目の13番手から抜群のスタートを切って、一気に6番手に浮上する。さらに翌周、1分51秒193のファステストを記録しながら4番手へと順位を上げた。

ミラーが独走で今季初優勝。バニャイア、A.エスパルガロは痛恨のノーポイントに終わる/MotoGP第16戦日本GP

 9月25日、MotoGP第16戦日本GPの決勝レースが栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、MotoGPクラスはジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が今季初優勝を飾った。ポールポジションからスタートしたマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は、表彰台獲得は逃したものの4位フィニッシュを果たしている。

【順位結果】2022MotoGP第16戦日本GP MotoGP決勝

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP MotoGPクラスの決勝が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム)が優勝を飾った。2位はブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、3位はホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が続いている。

  日本勢の中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は20位、ワイルドカード参戦の長島哲太(HRCチーム)、ジョアン・ミルの代役を務める津田拓也(チーム・スズキ・エクスター)はリタイアで終えている。

3位表彰台獲得の佐々木歩夢「正直、悔しい。でもファンの皆さんの前でちゃんと表彰台に上がれて本当によかった」/MotoGP第16戦日本GP

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP Moto3クラスの決勝が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、佐々木歩夢(Sterilgarda Husqvarna Max)は3位表彰台を獲得した。

 3年ぶり開催となる日本GPはドライコンディションで決勝レースが始まった。4番手スタートの佐々木はわずか3周目で先頭に立ち、レース序盤はトップ集団を引っ張っていく。