アイアン・リンクス、GTもランボルギーニに鞍替え。ウラカンGT3 EVO2で2023年からIMSAとGTWCに参戦

 現在フェラーリの車両でGTレースを戦っているアイアン・リンクスが、来季からランボルギーニのファクトリーサポートを受けてGT3レースに挑むことが発表された。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のミシュラン・エンデュランス・カップと、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSに参戦する。

 11月5日にポルティマオで開催されたランボルギーニ・グランド・ファイナルズで発表されたとおり、2024年から参戦が始まるLMDhプログラムにおいて、ランボルギーニはアイアン・リンクスと提携することになった。

 だが、両者のコラボレーションはひと足早く2023年のGTカテゴリーで始まり、アイアン・リンクスはIMSA開幕戦のデイトナ24時間にランボルギーニ・ウラカンGT3 EVO2を3台投入、そのうちの1台は女性ドライバーラインアップの“アイアン・デイムズ”として参戦する予定だ。

GT3導入のル・マン24時間に虎視眈々。バーウェル、ランボルギーニ・エボ2での参戦目指す

 バーウェル・モータースポーツは、今年5月に発表された新型ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ2とともに、将来のル・マン24時間レースへの参戦を目指している。

 この英国チームは、ランボルギーニが来年発表するGT3アップグレードパッケージを導入する予定だ。つまり、GT3がGTEに置き換わる2024年から、ル・マンとWEC世界耐久選手権に参加する資格を得ることになる。

フェラーリ・ポルシェら新型GT3&エボのデビューに、2戦の“待った”。理由はBoPテスト/IGTC

 2023年シーズンのIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジ・パワード・バイ・ピレリの序盤2戦は、GT3マシンの新車やアップデートキットの投入が認められないことが分かった。シリーズを統括するSROモータースポーツ・グループは、この2戦において現行のBoP(性能調整)テーブルを適用するという。

ランボルギーニ、デイトナに向け「少なくとも5台」のウラカンGT3エボ2投入を目指す

 ランボルギーニは、来年1月に開催されるデイトナ24時間レースのグリッドに、GTデイトナ・プロ(GTDプロ)カー1台を含む新型ウラカンGT3エボ2を「少なくとも5台」投入する予定であることを明らかにした。

 ランボルギーニのモータースポーツ責任者であるジョルジオ・サンナがSportscar365に語ったところによると、イタリアのメーカーは2023年1月28~29日に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦に、相当数の車両を出すことを目標としている。