女性ドライバー中心に参戦してきたリシャール・ミル・レーシングが活動停止「もはやその地位を疑う余地はない」

 WEC世界耐久選手権に参戦するリシャール・ミル・レーシング・チームが、活動を停止することを明らかにした。

 シグナテックが運営し、スイスの時計メーカーであるリシャール・ミルが出資していたフランスのこのチームは、女性レーシングドライバーに対し機会を提供してきたが、2023年のWECには参戦しない。

 2019年末に設立されたチームは、2020年にELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズに参戦を開始。2021年にはWECのLMP2カテゴリーにオール女性ドライバーラインアップで参戦した。

トヨタGR010ハイブリッドで女性ドライバーが初走行。新人最速はプジョー9X8の19歳/WECルーキーテスト

 11月13日、WEC世界耐久選手権の最終戦翌日に、恒例の『ルーキーテスト』が行われた。

 シリーズが推薦する4人の選手のひとりである、女性ドライバーのリル・ワドゥがトヨタGR010ハイブリッドを初ドライブしたほか、今回積極的に新人を登用しているプジョー陣営からエントリーしたマルテ・ヤコブセンが、ルーキーの中でのトップタイムをマークしている。

■「ハイブリッドに慣れるのに時間がかかった」とワドゥ