F1メキシコGP FP2:2023年用タイヤテストを実施も赤旗終了。トップ3は通常タイヤのラッセル、角田、オコン

 2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行2回目が行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手は角田裕毅(アルファタウリ)、3番手はエステバン・オコン(アルピーヌ)となっている。

 現地時間午後4時から始まったFP2も、快晴。一方でセッション中の降水確率は、40%まで上がっている。気温は26度と相変わらず高いが、路面温度はFP1から4度以上、40.6度まで下がった。

F1メキシコGP FP1:サインツが最速。ルーキー5人が出走、ローソンの赤旗でセッションは終了に

 2022年F1第20戦メキシコGPのフリー走行1回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。

 アメリカ大陸2連戦を締めくくる、今週末のメキシコGP。舞台となるメキシコシティは標高2300mの高地、酸素が平地より20%以上薄いのが最大の特徴だ。パワーユニットへの負荷が高いのはもちろんのこと、ブレーキの冷却も厳しい。何よりダウンフォースが2割も減ることで、空力性能が極端に落ちてしまう。今季のグランドエフェクトカーがどれほどの影響を受けるのかも、今週末の見どころのひとつだ。

母国グランプリ優勝を目指すペレス「メキシコのファンのために、100%の力を尽くす」/F1第20戦プレビュー

 レッドブルのセルジオ・ペレスは、母国レースとなる今週末の2022年F1第20戦メキシコGPに向け、目標は優勝であり、それを達成するためのマシンとチームがあると語った。

 先週末のアメリカGPでは、レッドブルが2013年以来となるコンストラクターズタイトルを獲得した。日本GPではすでにマックス・フェルスタッペンがドライバーズタイトルの連覇を決めており、今年はレッドブルが両タイトルを独占した形だ。

角田裕毅「ブレーキに自信を持つにはFP2が重要」終盤3戦でさらなるポイント獲得を目指す/F1第20戦プレビュー

 アルファタウリの角田裕毅は、今週末の2022年F1第20戦メキシコGPに向け、今シーズンの残りの3戦でさらなるポイントを獲得するためにも、メキシコではクリーンな週末を過ごすことが必要だと語った。

 前戦アメリカGPでは、レースの前にレッドブル社の共同創設者で、オーナーでもあるディートリッヒ・マテシッツが亡くなり、角田はマテシッツに少しでも恩返しをしようという思いで走っていたと明かした。そしてその言葉通り角田は9位でフィニッシュし、13戦ぶりとなる入賞を果たした。

F1メキシコGP金曜FP1:ローソンが角田裕毅に代わり出場へ。デ・フリースはメルセデスで最後の走行

 スクーデリア・アルファタウリは、F1第20戦メキシコGPの金曜フリー走行1に、レッドブルジュニアドライバーのリアム・ローソンを起用することを明らかにした。若手ドライバーのFP1起用レギュレーションにより、ローソンは角田裕毅のマシンで走行する。

 レッドブルのリザーブドライバーを務め、現在FIA F2に参戦するローソンは、2021年12月のアブダビ・ヤングドライバーテストにアルファタウリから参加した後、今年のベルギーGPでは同チームでピエール・ガスリーのマシンに乗り、FP1デビューを果たした。

F1メキシコGPを前に母国の英雄ペレスがデモラン。13万人を超えるファンの集結に「夢が叶った」

 2022年F1第20戦メキシコGPの開催を控え、オラクル・レッドブル・レーシングと所属ドライバーでありメキシコの英雄でもあるセルジオ・ペレスが“レッドブル・ショーラン”のデモランを実施。13万人を超えるファンの集結に「今日は夢が叶った」とペレスも笑顔を見せた。

 今回のデモランはメキシコ人ドライバーの“チェコ”ことペレスの故郷であるハリスコ州グアダラハラで行われ、デモラン当日には実に13万人以上のファンが集まった。

元CART/インディカーのレジェンドドライバーがF1メキシコGPに集結。サポートイベントで対決へ

 10月28〜30日に開催される2022年F1第20戦メキシコGPでは、元CART/インディカーのスターたちがレジェンド・カップに集結し、ファンを楽しませる予定だ。

 このサポートイベントは、アメリカの最高峰のシングルシーター選手権だったチャンプカー・シリーズが、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでレースをしていた2002年から2007年の年月を記念して開催される。