マクラーレンのオワードがFP1デビュー。トラブルで走行プラン短縮も「大部分のペースには満足」/F1第22戦金曜

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目に出走したマクラーレンF1チームのパト・オワードは、走行を振り返り、問題が起きたものの速いペースで走行することができ、自身のペースには満足していると語った。

 メキシコ出身で現在23歳のオワードは、アロウ・マクラーレンSPからNTTインディカー・シリーズに参戦するドライバーだ。9月にはバルセロナでマクラーレンの2021年型マシン『MCL35M』をテストし、10月にはレッドブルリンクでも走行を行った。

ペレス5番手「ロングランは好調だが、予選に向けて改善が必要」レッドブル/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=4番手/2=5番手だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分26秒967:ソフトタイヤ/23周)/2=5番手(1分25秒852:ソフトタイヤ/26周)

FIAがF1規則変更案を発表。ウエット時の視界不良対策で、標準“ホイールアーチ”導入の可能性

 2022年最後のF1コミッション会合が11月18日に開催され、議論された方向性や提案が公表された。そのひとつとして、日本GPなどウエットコンディション時の走行経験から、ドライバーたちが新世代マシンでの雨中の視界悪化を訴えたことを受けて、対策が検討されていることが明かされた。ホイールを覆う標準パーツを導入して水しぶきを抑えるという案について、研究が進められているという。その他にも、パワーユニットペナルティシステムの見直し、タイヤブランケット禁止に向けた研究など、さまざまな提案が行われた。

【角田裕毅F1第22戦密着】ほぼすべてのパーツを変更し、マシンは改善「何が不足しているかを調べ、上位との差を詰めたい」

 前戦ブラジルGPは、角田裕毅(アルファタウリ)にとって忘れたくなるような一戦だった。初日から抱えていたグリップ不足を解消できないまま、レースでも浮上のきっかけをつかめず、完走したマシンの中で最下位となる17位でフィニッシュした。

 失速の原因はその後、つかめたのだろうか? アブダビで角田は次のように説明した。

リカルドがレッドブルF1に復帰へ。2023年にサードドライバーを務めるとマルコが発言

 2022年シーズン末でマクラーレンから離脱するダニエル・リカルドが、2023年にはレッドブルのサードドライバーを務める見通しであることが分かった。正式発表はなされていないが、レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコが認めた。

フェルスタッペン、FP2から参加し、大差でトップ「大満足。予選にも決勝にも自信を持てる」レッドブル/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、フリー走行1回目は若手ドライバーテスト規則によりリアム・ローソンにマシンを託して走行せず、フリー走行2回目ではトップタイムをマークした。2番手のジョージ・ラッセル(メルセデス)とのタイム差は0.341秒だった。

入賞目指す角田裕毅「パフォーマンスがまだ足りないが、ロングランペースには好感触」:アルファタウリ/F1第22戦金曜

 2022年F1アブダビGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=13番手/2=15番手だった。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは一日を次のように振り返った。

「FP1では2台がバランスに関する異なる問題を抱えていた。ピエール(・ガスリー)は、どちらかというとリヤに苦労し、裕毅はフロントに苦しんでいた。そのため、FP2に向けて2台の中間になるよう変更した」

F1アブダビGP FP2:初日最速はレッドブルのフェルスタッペン。ロングランでも速さを見せる

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行2回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

 現地時間午後5時から始まった初日FP2。この時点で気温は31度と依然として高いが、路面温度は37.1度と、3時間前から16度も下がっている。このセッションからフェルスタッペン、カルロス・サインツ(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)ら8人のレースドライバーが初走行となった。

【タイム結果】F1第22戦アブダビGPフリー走行2回目

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行2回目が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

F1アブダビGP FP1:メルセデス1-2。リザーブドライバーが8名出走、トップは5番手ローソン

 2022年F1第22戦アブダビGPのフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は13番手だった。

 最終戦アブダビGP。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とハミルトンが激しくタイトルを争った去年は、両者が同ポイントでこのレースを迎え、劇的な幕切れでフェルスタッペンがチャンピオンとなった。