角田裕毅、燃料システムの問題で走行時間をロス「初のコースでのトラブルは痛かった。FP3で後れを取り戻す」/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はフリー走行1=15番手/2=17番手だった。FP2では燃料システムの問題が発生したため、走行時間を大幅に失った。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは一日を振り返って、次のように語った。

「FP1では、新世代F1マシンがこのストリートサーキットのバンプでどういう挙動を見せるかについて学ぶことに集中した。ここはシーズン中、最もバンプがひどいことで知られるコースだ。AT03の開発を続け、ここには新しいフロントウイングを持ち込んだので、新ウイングの特徴についてチェックするための空力作業にも時間を費やした」

レッドブルF1が2021年に予算上限を大幅に超過との報道。FIAが来週監査結果を発表、規則違反なら厳罰の可能性

 ドイツの『Auto Motor und Sport(AMS)』が、2021年F1バジェットキャップにレッドブルとアストンマーティンが違反した可能性があり、特にレッドブルの違反は非常に大きなものであると伝えた。それが事実であれば、チームは何らかのペナルティを受けることになる。

 F1バジェットキャップ規則は、全チームのパフォーマンス差を縮めることなどを目的に2021年に導入された。FIAは2021年の予算監査を終え、来週にもその結果を公表する予定だ。AMSは、2021年の予算上限1億4500万ドル(約209億円)を超えていたチームが2チームあり、それはレッドブルとアストンマーティンであるとみられ、レッドブルの方の超過はかなり大きいものである可能性があると伝えた。

F1シンガポールGP FP2:フェラーリが初日1-2。アルファタウリ勢にトラブル発生、満足に走れず角田は17番手

 2022年F1第17戦シンガポールGPのフリー走行2回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は17番手だった。

 現地時間21時から始まったFP2。太陽はすでに2時間前に沈んだが、気温は29度とほぼ変わらず。一方で路面温度は33度と、日中より5度ほど下がった。明日の予選、明後日のレースとほぼ同じコンディションで走れる練習走行はこのFP2だけで、それだけに非常に重要なセッションとなる。

【タイム結果】F1第17戦シンガポールGPフリー走行2回目

 2022年F1第17戦シンガポールGPのフリー走行2回目が行われ、カルロス・サインツ(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は17番手だった。

FIA、F1ポーパシング制限規定をシンガポールで微調整。バンピーな路面を考慮

 FIAは、F1シンガポールGPでは、マリーナベイ・ストリート・サーキットの路面のバンピーな特性を考慮し、ポーパシング/バウンシングに関連する空力的振動測定基準(エアロダイナミック・オシレーション・メトリック=AOM)に調整を加えることを決めた。

 ポーパシングが安全面に影響することを防ぐため、FIAはベルギーGPからAOMを導入、これによりチームは規定値を超える振動を起こさないようなセッティングでマシンを走らせなければならなくなった。規定値を超えた場合には、ペナルティが科される。

F1シンガポールGP FP1:3年ぶりの開催で、ハミルトンが首位発進。フェルスタッペン、ルクレールが続く

 2022年F1第17戦シンガポールGPのフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

 3年ぶりの開催となったシンガポールGP。路面はメインストレートを始め、ほとんどのコーナーで再舗装され、さらに18インチタイヤでの走行は初めてとなる。角田や周冠宇(アルファロメオ)、ミック・シューマッハー(ハース)ら、シンガポール初体験のドライバーにとっては、コース攻略の難易度がさらに上がったといえる。

【タイム結果】F1第17戦シンガポールGPフリー走行1回目

 2022年F1第17戦シンガポールGPのフリー走行1回目が行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

「第1の計画はグリッドにいること」F1残留を目指すリカルド。マネジメントチームは“ほぼすべての人々”と交渉中

 ダニエル・リカルドは、2023年を見据えたプランについて彼のマネジメントチームが「ほぼ全員と話をしている」と述べている。リカルドの第1の選択肢は、来年もF1に残ることだ。

 リカルドとマクラーレンは今シーズン限りで袂を分かつことになった。チームはリカルドを、同じオーストラリア人で才能あふれる21歳のオスカー・ピアストリと入れ替えることに決めたのだ。

フェルスタッペン「SCが多いので、レースではあらゆることに備える」タイトル争いは考えず/F1第17戦プレビュー

 今週末の2022年F1第17戦シンガポールGPに向け、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、セーフティカーの導入が多いシンガポールでのレースではあらゆることに備えると警戒する一方、タイトルについては考えていないと語った。

 サマーブレイク前のフランスGPから5連勝を達成したフェルスタッペン。イタリアGPを終え、ドライバーズランキング2位のシャルル・ルクレール(フェラーリ)との差は116ポイントとなり、早くも今週末のシンガポールGPでタイトル獲得の可能性が見えてきた。

アルファタウリF1のガスリー、2023年移籍の可能性を認める「2、3週間のうちに明確な答えが出ると思う」

 アルファタウリF1チームのピエール・ガスリーは、2023年のプランについては、今後2週間か3週間のうちに決まる見通しであると語った。ガスリーがアルファタウリに残留することは、すでに発表されているが、その後のドライバーマーケットの動きにより、アルピーヌへの移籍の可能性が出てきた。

 フェルナンド・アロンソが今季末でアルピーヌから去り、アルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリがマクラーレンに加入することが決定したため、アルピーヌは、2023年のドライバーを探さなければならない状況に陥った。アルピーヌはフランス出身のガスリーをエステバン・オコンのチームメイトに起用し、オールフランスの体制を形成することを望んでいると言われる。