新18インチタイヤでの初めてのF1シーズンが終わりに近づいている。2022年型タイヤの新たな課題のひとつは、予選でいかにして適切に機能する作動領域に入れるかということだ。新タイヤへの適応を進めつつあるドライバーたちだが、規則変更への懸念を示す者もいる。
フェラーリのカルロス・サインツは、予選でタイヤをベストな状態に持っていくことに、昨年よりも苦労していると明かす一方で、新タイヤで経験を積み、慣れてくれば問題はなくなるとの考えを示した。
新18インチタイヤでの初めてのF1シーズンが終わりに近づいている。2022年型タイヤの新たな課題のひとつは、予選でいかにして適切に機能する作動領域に入れるかということだ。新タイヤへの適応を進めつつあるドライバーたちだが、規則変更への懸念を示す者もいる。
フェラーリのカルロス・サインツは、予選でタイヤをベストな状態に持っていくことに、昨年よりも苦労していると明かす一方で、新タイヤで経験を積み、慣れてくれば問題はなくなるとの考えを示した。
マクラーレンF1チームは、インディカードライバーのアレックス・パロウとパト・オワードをグランプリウイークエンドの金曜プラクティス1で走らせると発表した。2022年のF1レギュレーションでは、チームはシーズンに最低2回、F1レース出場2戦以内のドライバーを、FP1で走らせなければならない。
10月14日、マクラーレンはパロウを第19戦アメリカGPでダニエル・リカルドのMCL36に、オワードを最終戦アブダビGPのFP1でランド・ノリスのマシンに乗せると発表した。ふたりにとってはこれがグランプリウイークエンドの公式セッションで走行する初の機会となる。
鈴鹿で開催されたF1第18戦日本GPで脚光を浴びたのはマックス・フェルスタッペンだったが、レッドブルのチーフテクニカルオフィサーを務めるエイドリアン・ニューウェイには、フェルスタッペンの栄光を分かち合うのに正当な理由があった。
F1で最も高く評価されているデザイナーのニューウェイが製作または監督したマシンは100以上のレースで勝利して多くのタイトルを獲得しており、彼はフェルスタッペンと同様にレッドブルで重要な財産となっている。日本GPでフェルスタッペンは今シーズン12勝目を挙げ、ミハエル・シューマッハーとセバスチャン・ベッテルがともに持つ1シーズン13勝の記録に迫る勢いにある。ベッテルの記録は、2013年にニューウェイの手がけたレッドブルRB9で達成されたものだ。
ザウバー・アカデミーに在籍しているテオ・プルシェールは、オースティンで開催されるF1第19戦アメリカGPで、初めてフリー走行1回目(FP1)を担当する予定だ。
F1で今シーズンより義務化されている若手ドライバー起用ルールにより、フランス出身で19歳のプルシェールは、アメリカGPでバルテリ・ボッタスのC42を引き継ぐことになる。
インディカーに参戦するアレックス・パロウとパト・オワードは、マクラーレンとの2度目のF1テストに参加した。ふたりは先週、オーストリアのレッドブルリンクで走行を重ねた。
先月バルセロナでパロウとオワードに2021年型マシンを提供したマクラーレンは、ふたたびテストを実施するためにふたりを招集した。このテストはF1が認可したTPC(Testing of Previous Cars)プログラムの一環だ。5000マイル(約8047km)離れたところで誰もが日本GPの準備に懸命に取り組んでいるなか、マクラーレンのテストチームはシュピールベルクで作業を始めていた。同地の天気は完璧で、トラブル無しの2日間の走行が期待できた。
ヨス・フェルスタッペンは、息子のマックス・フェルスタッペンがF1第18戦日本GPで2度目の世界タイトルを獲得したニュースを聞いた時、レースの最終結果をめぐる混乱から最初は信じることができなかったと述べている。
解説者もファンも同様に、短縮された鈴鹿のレースでは、ドライバーへの付与ポイントは減らされると確信していた。シャルル・ルクレール(フェラーリ)がレース後に5秒のタイムペナルティを受けて2位から3位に順位を落としたことについては言うまでもない。
アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チーム(AMF1)は、チームアンバサダーに、元F1ドライバーであるペドロ・デ・ラ・ロサを任命したことを発表した。デ・ラ・ロサは、2023年にドライバーとしてチームに加入するフェルナンド・アロンソと同じスペイン出身で、同じチームに所属していた経験もある。
デ・ラ・ロサは、アストンマーティンF1チームにおいて、チームのコース上以外での可能性を最大限に引き出すための完全に新しい役割としてチームアンバサダーを務め、コミュニケーション、メディア、PR、マーケティング、プロモーション、コマーシャルおよび全般的なアドバイザリー業務を担当し、主にコミュニケーション/メディア/PRチーム、マーケティング担当、ゲストサービス担当、コマーシャルセールス担当と協力して働くということだ。
ピエール・ガスリーは、2023年にアルファタウリからアルピーヌへと移籍することが決まり、来年から年俸が大幅にアップするとフランスメディアが報じた。
F1デビュー前から現在までをレッドブル・ファミリーで過ごし、キャリアを積み重ねてきたガスリーは、2023年末まで契約が残っており、アルファタウリへの残留も正式に発表されていた。しかしアルピーヌがフェルナンド・アロンソ、オスカー・ピアストリと相次いで2023年ドライバー候補を失ったことで、ガスリー獲得を望み、レッドブルと交渉。レッドブルはニック・デ・フリースを後任と決めた上で、ガスリーを手放すことに同意した。
ダニエル・リカルドが今シーズン末でF1から去るのは、達成不可能な要求やチャンスの欠如のせいではなく、「運が悪い」からだとマネージャーを務めるニック・ティムは主張している。
今年8月にリカルドとマクラーレンは、契約の終わりを1年前倒しすることで双方が合意した。8度のグランプリ優勝経験を持つリカルドが、2年の在籍期間にチームの期待に応えられなかったために下された決定だという。
ウエットタイヤの改善のためピレリに協力を申し出たマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、現在のエクストリームウエットタイヤは遅すぎで、「多くの水を排水できない」と主張している。
先週末のF1第18戦日本では、2戦連続でピレリのウエットタイヤが過酷なコンディションでテストされることとなった。特にレース序盤では、コースコンディションと視界の悪さのために3周で赤旗が出された。