アストンマーティンF1の新TD、2023年は「大きな一歩を踏み出せる」と確信。何百ものプロジェクトが進行中

 アストンマーティンF1の新テクニカルディレクターであるダン・ファローズは、今年はチームのデザイン部門すべてが幅広い改善点を特定したので、チームは2023年シーズンに「大きな一歩」を踏み出すだろうと述べている。

 元レッドブルの空力部門責任者であるファローズのアストンマーティンへの移籍は大きな注目を浴び、彼とレッドブルとの間で訴訟沙汰となるほどだった。最終的には、二者の最大の争点になっていたファローズのガーデニング休暇期間の件が示談で解決したため、才能あふれるファローズは春の終わりにアストンマーティンに加入することができた。

ロシア人ドライバーはできるだけ早いF1復帰を切望。クビアト「F1は僕の心の特別な場所を占めている」

 ダニール・クビアトとニキータ・マゼピンは、今もF1世界選手権への復帰を夢見ており、ロシアによるウクライナ侵攻を非難するFIA文書にサインしていないロシア人ドライバーの追放がすぐに中止され、国際的なレーシングキャリアを再開できることを願っている。

 クビアトは2017年のシーズン中にトロロッソ(現アルファタウリ)を解雇されたが、2019年にF1に復帰。2020年限りで再びシートを失うと、2021年はアルピーヌのリザーブドライバーに就任した。今年はNASCARカップシリーズがFIA統括のチャンピオンシップではないことを利用して、アメリカでレースに復帰している。その前にはロマン・ルシノフが後援するGドライブ・レーシングからWEC世界耐久選手権に参戦する計画があったが、ルシノフがFIAの文書にサインすることを拒否したため棚上げとなり、彼は国際レースから引き上げてしまった。

アロンソのアストンマーティン移籍は「公然の秘密」だったとハースF1代表。去就未定のミックに対して戸惑いも

 ハースF1のギュンター・シュタイナー代表は、フェルナンド・アロンソがアストンマーティンと交渉していたのは「公然の秘密」だったと明かす一方、ピアストリがアルピーヌとの契約を否定したことは予想外だったと語った。

 アストンマーティンは8月1日、わずか数日前にF1引退を発表したセバスチャン・ベッテルに代わり、2023年シーズンからアロンソがチームに加入することを発表した。アロンソはアルピーヌとの契約を延長することが有力視されていただけに、このニュースは衝撃を呼んだ。

【動画】オレンジ一色のF1オランダGP舞台裏をレッドブルが公開。フェルスタッペンが父ヨスからの教訓を語る

 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が母国グランプリ2連勝を飾った2022年F1第15戦オランダGPの裏側に密着した映像をレッドブルが公開した。

 36年ぶりの開催となった2021年のオランダGPから早一年が経ち、F1がまたオランダに帰ってきた。舞台となるザントフォールト・サーキットにはのべ30万人以上もの観客がつめかけ、スタンドはオレンジ一色に染まった。彼らのお目当てはもちろん、オランダ人史上初のF1ワールドチャンピオンとなったフェルスタッペンだ。

シューマッハーファンだったストロール、来季チームメイトのアロンソは「悪者だった」と振り返る

 ランス・ストロール(アストンマーティン)は、少年時代の自分にとって2023年シーズンからのチームメイトであるフェルナンド・アロンソは「悪物」だったと明かした。

 ストロールは来季、レーシングポイント時代から数えてアストンマーティンでの5年目のシーズンを迎える。そのチームメイトとなるのがアルピーヌからの移籍を発表したアロンソであり、ストロールにとっては現在のセバスチャン・ベッテルに続いて、ふたり連続でF1ワールドチャンピオン経験者とのペアとなる。

ハースF1チームが2023年に向けて新たなタイトルスポンサーを獲得か。アルファロメオとの提携のうわさも

 ハースF1チームが、2023年に向けてアメリカ企業との大型スポンサー契約を結ぶ見通しであるとのうわさが持ち上がっている。

 パドックでささやかれているうわさは、あるアメリカの企業が来季からの3年契約を結び、ハースF1チームのタイトルスポンサーに就くのではないかというものだ。

レッドブルF1代表、自身の創設チームに所属していたピアストリをジュニアプログラムに入れなかったことを悔やむ

 レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーによると、レッドブルはキャリア初期の頃のオスカー・ピアストリをジュニアプログラムに入れる機会を見送っており、現在ホーナーはそのことを悔やんでいるという。

 ルノー・ユーロカップ、FIA F3、FIA F2でタイトルを獲得し、モータースポーツのジュニアシリーズを連覇するという印象強い成績を残したピアストリは、2020年にアルピーヌ(当時のルノー)のドライバーアカデミーに所属していたおかげで、アルピーヌでのF1昇格が決まっていた。しかしマクラーレンからの魅力的なオファーとアルピーヌ側の不透明な契約状況が相まって、21歳のピアストリはアルピーヌのF1シートのオファーを拒否し、マクラーレン加入を決めた。このことにアルピーヌは大いに憤慨した。

【動画】角田裕毅がオランダ車『DAF 66』を紹介。一風変わったクラシックカーに「大好き」連発

 2022F1第15戦オランダGPを前に、ザントフォールト・サーキットでマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との『バック走行レース』で火花を散らした角田裕毅(アルファタウリ)。そのレースで使用したオランダ車『DAF 66』を角田が自ら紹介している。

FIAが声明を発表、コルトン・ハータへのF1スーパーライセンス発給を認めず。特例での承認の可能性を否定

 FIAは、インディカードライバー、コルトン・ハータのF1スーパーライセンス問題について声明を発表、レギュレーションにおいて彼はライセンス取得の条件を満たしておらず、FIAが特例として認めてライセンスを発給することはないことを確認した。レッドブルはアルファタウリのピエール・ガスリーの後任としてハータの獲得を望み、FIAに対して条件を免除するよう働きかけていた。

 アルピーヌが2023年ドライバーとしてガスリーを望んでいることから、レッドブルは後任候補としてハータに注目した。しかしF1参戦に必要となるスーパーライセンスの発給条件として、他カテゴリーでの成績に応じて与えられるスーパーライセンスポイントを3年間で40ポイント以上獲得しなければならないものの、ハータは8ポイント不足していた。

「F1における偉大なライバルのひとり」長年に渡り戦ってきたベッテルの引退にアロンソが賛辞

 フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は、2022年シーズン限りでの引退を発表したセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)について「F1における偉大なライバルのひとり」と語り、彼に賛辞を送った。

 2022年F1第13戦ハンガリーGP直前、ベッテルは2022年末をもってF1から引退することを発表した。2007年にBMWザウバーからF1にデビューしたベッテルは、その後スクーデリア・トロロッソ、レッドブル、フェラーリと渡り歩き、今季アストンマーティンでそのキャリアを閉じることになる。