MotoGP、Moto2で1戦を残してタイトル決定の可能性。ポールスタート小椋藍のチャンピオン獲得条件/第19戦マレーシアGP

 2022年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPは、全20戦で争われているが、すでに18戦を終えている。そして、MotoGP、Moto2クラスのチャンピオンはまだ決定していないまま、10月23日に第19戦マレーシアGPの決勝を迎える。最終戦バレンシアGPの1戦を残して両クラスともに王座獲得の可能性があるため、それぞれの獲得条件を見ていく。

小椋藍、ポール獲得【順位結果】2022MotoGP第19戦マレーシアGP Moto2予選総合

 10月22日、2022年MotoGP第19戦マレーシアGP Moto2クラスの予選がマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われ、小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)がポールポジションを獲得した。2番手はトニー・アルボリーノ(ELF Marc VDS Racing Team)、3番手はアロン・カネト(Flexbox HP40)が続いている。日本勢の羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は21番手となっている。

【順位結果】2022MotoGP第18戦オーストラリアGP Moto2決勝

 10月16日、2022年MotoGP第18戦オーストラリアGP Moto2クラスの決勝がオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、アロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)が優勝を飾った。2位はペドロ・アコスタ(Red Bull KTM Ajo)、3位はジェイク・ディクソン(Inde GASGAS Aspar Team)が続いた。

 日本勢の小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は11番手、羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は15番手で終えている。

【順位結果】2022MotoGP第18戦オーストラリアGP Moto2予選総合

 10月15日、2022年MotoGP第18戦オーストラリアGP Moto2クラスの予選がオーストラリアのフィリップ・アイランド・サーキットで行われ、フェルミン・アルデグエル(Beta Tools Speed Up)がポールポジションを獲得した。2番手はアウグスト・フェルナンデス(Red Bull KTM Ajo)、3番手はアロンソ・ロペス(Beta Tools Speed Up)が続いている。

 日本勢の小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)は13番手、羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は29番手となっている。

SBK参戦中の野左根航汰、2023年はYamaha VR46 Master Camp TeamからMoto2に参戦

 10月5日、ヤマハ発動機は、全日本ロードレース選手権のJSB1000でチャンピオンに輝き、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦中の野左根航汰が、2023年は『Yamaha VR46 Master Camp Team』から、ロードレース世界選手権のMoto2クラスにフル参戦することを発表した。

雨で赤旗中断。再スタートできずハーフポイントに【順位結果】2022MotoGP第17戦タイGP Moto2決勝

 10月2日、2022年MotoGP第17戦タイGP Moto2クラスの決勝がタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われたが、ウエットコンディションにより赤旗中断となり、レースの規定周回数が完了しなかったために、ハーフポイントが与えられることになった。

【順位結果】2022MotoGP第17戦タイGP Moto2予選総合

 10月1日、2022年MotoGP第17戦タイGP Moto2クラスの予選がタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、ソムキャット・チャントラ(IDEMITSU Honda Team Asia)がポールポジションを獲得した。2番手はトニー・アルボリーノ(ELF Marc VDS Racing Team)、3番手は小椋藍(IDEMITSU Honda Team Asia)が続いている。日本勢の羽田太河(Pertamina Mandalika SAG Team)は29番手となっている。

Moto2:小椋藍とチャントラが継続参戦。イデミツ・ホンダ・チーム・アジアが2023年の体制発表/MotoGP

 9月28日、ロードレース世界選手権のMoto2クラスに参戦しているイデミツ・ホンダ・チーム・アジアは、2023年の参戦体制を発表し、小椋藍とソムキャット・チャントラが継続参戦することをアナウンスした。

 Moto2クラスに参戦しているイデミツ・ホンダ・チーム・アジアは、世界で活躍するアジア人ライダーを発掘・育成する取り組みの一環としてホンダが2013年に発足したチームであり、初年度は高橋裕紀、Moto2クラスを経てHRCテストライダーとして鈴鹿8耐の優勝やMotoGPにワイルドカード参戦した長島哲太、現在MotoGPクラスで活躍する中上貴晶も所属した経験がある。

本田技研と出光興産が手掛ける若手ライダー育成プロジェクトが10周年記念セレモニーを開催/MotoGP第16戦日本GP決勝

 9月25日、2022年MotoGP第16戦日本GP栃木県のモビリティーリゾートもてぎで開催され、本田技研工業株式会社のと出光興産株式会社が展開しているライダー育成プロジェクトが今年で10周年を迎え、コース上で記念セレモニーが行われた。

 『世界トップレベルで活躍できるアジア人ライダーの発掘・育成とアジア地域におけるモータースポーツ文化の醸成』を目的に展開されているこのプロジェクトは、2013年に『IDEMITSU Honda Team Asia』がロードレース世界選手権のMoto2クラスへの参戦が始まりだ。