22歳の誕生日にトップ浮上、ロバンペラが初戴冠に王手。勝田貴元はリタイア/WRCニュージーランド

 10月1日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』はデイ3のSS8~13が行われ、同日に22歳の誕生日を迎えたカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合トップに浮上。シーズン残り2戦を残しての自身初戴冠に王手をかけた。一方、日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合5番手まで順位を上げていたがSS12でのコースアウトにより、リタイアとなっている。

 前日に引き続き雨模様となったラリー・ニュージーランドの競技3日目は、デイ2をトップで終えたオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が僚友ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)とともに5秒加算ペナルティを受けたことで2番手に降格。首位とコンマ2秒差の総合2番手につけていたエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が新しいラリーリーダーとなった状態で開始された。

タナクが2日続けてリードも、トヨタのエバンスが僅差で追う展開に/WRCニュージーランド

 9月30日、WRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』の競技2日目、今大会最長となるステージ合計距離158.56kmで争われたデイ2はSS2~7が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)が2日続けて総合首位となった。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合8番手につけている。

 前日の29日(木)にサービスパークが置かれるオークランドで開幕したラリー・ニュージーランドの2日目。本格的なグラベル(未舗装路)ラリーがスタートしたこの日は、降雨によるコンディションの変化が選手たちを悩ませた。

10年ぶりのWRCラリー・ニュージーランド開幕。初日首位はタナク、勝田貴元が4番手

 ニュージーランド最大の都市、オークランドを中心に開催されるWRC世界ラリー選手権第11戦『ラリー・ニュージーランド』が9月29日に開幕。同日、競技初日のSS1が行わられ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのオット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)がトップタイムをマークし、デイ1総合首位となった。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合4番手につけている。

 2012年を最後に途絶えていたWRCニュージーランド・ラウンドが復活を果たした。シーズン終盤の第11戦のスロットに入った同イベントは29日に開幕し、シェイクダウンとセレモニアルスタートに続き、オークランドの歴史博物館の敷地内に設定された、全長1.78kmのショートターマック(舗装路)でオープニングステージとなるSS1が行われた。