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 11月12日(土)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技3日目が、愛知県豊田市の豊田スタジアムを中心に開催され、総合2番手につけていたヒョンデ・シェル・モビスのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に浮上した。デイ3を戦い終えたドライバーたちのコメントがトヨタ、ヒョンデ各陣営から発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

●クレイグ・ブリーン(#42 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合26番手

「ステージの序盤はもう地獄だったよ。ターンインしてリズムをつかんでいくのが本当に難しかった。今はひたすら
ジェームスと経験を積んでいるところで、良くはなってきているけどかなりトリッキーだね」

●ガス・グリーンスミス(#44 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ3総合6番手

「最後から2番目のコーナーまではまったく問題なかったんだけどね」

※いずれもSS12後の公式インタビューより

ガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
ガス・グリーンスミス(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
クレイグ・ブリーン(フォード・プーマ・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン

■ヒョンデ・シェル・モビスWRT

●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合首位

「1日の始まりの目標は、エルフィン(・エバンス)に近いところに留まり、後ろとのギャップを維持することだった。彼は午前中のループで素晴らしい走行をしていた。僕たちは全体的に、マシンのよりよいバランスを探っていた。自分たちのリズムで走行し、できるときにはプッシュした」

「午後は順調で、タイヤ選択がうまくいった。最終ステージにソフトを履いたことで、首位になってリードを広げることができたんだ。明日もまた、これまでと同様に難しい1日になるだろう。それはエキサイティングでもある。シーズンの最後を優勝で飾れたら素晴らしいね」

●オット・タナク(#8 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ3総合3番手

「表彰台圏内で1日を締めくくることができてよかったが、まだ終わりではない。全体的にクリーンな1日だった。トラブルもなかったし、すべてがうまくいったよ。僕たちはペースを大きく落とすことはなかったけれど、トップの方ではさらにペースを出して僕たちより速く進んでいた」

「SS10は少し難しかったが、ファステストタイムを出すことができた。とても『レースらしい』ステージだったよ。だからマシンを少し硬くしたけれど、それが大きな改善になった。明日はさらにチャレンジングなステージがある、トリッキーな1日になりそうだ。何が起きるか見てみよう。好結果をチームに持ち帰るために、全力を尽くすつもりだ」

オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
ティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン

■TOYOTA GAZOO Racing WRT

●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合2番手

「今朝は良いスタートを切ることができた。クルマは非常に乗りやすく、リードを広げることができたからね。しかし、午後のステージでは思うようにパフォーマンスを発揮できなかった」

「それでも何とか頑張ったが、午前中と同じようなフィーリングを得られず、タイムを出すのに苦労した。今晩はその原因を探り、理解する必要がある。午前中が好調だっただけに、順位を落としてしまったのは残念だ」

「それでも、このラリー全体がそうであるように、まだタイム差は小さいし、逆転するための距離も残っている。そして、予想どり雨が降ったとしたら、複雑な1日になるだろう」

●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合11番手

「朝のオープニングステージは、少しトリッキーな展開になってしまった。ペースノートに記されていなかった滑りやすいブレーキングゾーンでミスをして、コーナリングラインが少しワイドになり、ホイールを破損してしまった。その結果、表彰台争いのチャンスをほぼ失った」

「午後は午前中よりもポジティブに感じられ、走りのペースが良かったわけではないが、新しいトライを行い、セットアップについて少し学ぶことができた。戦うための目標がない状態なので、すべてをうまくやり遂げるしかない。明日は雨が降るかどうか分からないが、大きなチャレンジの1日になりそうだ」

●セバスチャン・オジエ(#1 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ3総合5番手

「ポジティブな1日だった。1日を通して速く走ることができたし、走りのリズムも良かったので、クルマの中で気分良く過ごすことができた」

「この機会を最大限に生かそうとセットアップに取り組み、このようなコンディションの路面でどのようにクルマをセットアップすべきか、より良いアイディアが浮かんだ。また、ヴァンサン(・ランデ)との相性も良く、彼は素晴らしい仕事をしてくれている」

「残念ながら順位を大きく上げることは難しい状況だったが、スピードに関しては最大限の力を発揮できたと思うし、順位もトップ5まで挽回することができた。明日は雨でなおかつ長い1日になりそうなので、まだいろいろなことが起こるかもしれないね」

セバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
2022 FIA World Rally Championship / Round 13 / Rally Japan / 10-13th November, 2022 // Worldwide Copyright: Toyota Gazoo Racing WRT
カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン
カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2022年WRC第13戦ラリージャパン