2022年F1第19戦アメリカGPの決勝レースが行われ、アルファロメオの周冠宇は12位、バルテリ・ボッタスはリタイアでレースを終えた。
■周冠宇(アルファロメオF1チーム・オーレン)
決勝=12位
後方からのスタートで、難しいレースになるのは最初から分かっていた。何とか番狂わせを起こそうと試みたけど、終盤に向けて他のドライバーたちが僕らよりもフレッシュなタイヤを履き始めると、もう彼らを抑え込むのは不可能と言ってもよかった。何かしら、僕らに有利に働くことが起きるのを期待してステイアウトしたものの、結果としてその作戦は機能しなかった。
全体としてチームにとっては厳しい1日になった。でも、来週にはまたメキシコで仕切り直しができる。ポジティブな点は、コース上でいいパフォーマンスを示せたことだ。ここに持ち込んだアップグレードが大いに役立ったのは間違いなく、特に1周のペースはずいぶん改善された。実際、予選では2台揃ってQ3まで行ける速さがあったからね。
■バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム・オーレン)
決勝=DNF
ポイント獲得は可能に思えた。それだけに早い段階でレースを終えることになって悔しい。オープニングラップのターン9に進入しようとした時、最後の最後で(セルジオ・)ペレスがインに飛び込んでくるのが見えた。ほとんどスペースがなかったので僕はアウトへ逃げるしかなく、結果として車速を失って、何台かに抜かれてしまった。接触だけで済んだのはラッキーだったよ。
その後は(アレクサンダー・)アルボンをパスして、うまくリズムに乗れていたんだ。ところが、(ピエール・)ガスリーとの距離を詰めようとプッシュして、DRSレンジに入った時に、ターン19でミスをしてリヤが流れてしまった。あとで分かったことだけど、ちょうどその時、かなりの強風が吹いていたらしい。つまり、その風とハードプッシュしすぎたことが重なって、僕のレースは終りを迎えたんだ。本当に残念だ。僕のペースは十分に期待できるもので、ポイントフィニッシュは間違いなく可能だったからね。来週のメキシコでは潮目が変わってほしいし、ぜひともポイントを持ち帰りたい。