フェラーリからランボルギーニへの移行に“空白の一年”。アイアン・リンクス、ポルシェでのWEC参戦を検討?

 ランボルギーニとパートナーシップを結び、2024年からWEC世界耐久選手権およびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で公式オペレーティングチームとしてランボルギーニLMDh車両を走らせることになったイタリアのアイアン・リンクス。

 彼らはGT3プログラムにおいても2023年からランボルギーニのウラカンGT3 EVO2へと車両を切り替えることを明らかにしているが、ここで問題となるのが2023年のWECプログラムだ。

ランボルギーニがアイアン・リンクスと提携。LMDhの公式運営チームとして2024年WEC&IMSAに参戦へ

 ランボルギーニは11月5日、2024年から始まるWEC世界耐久選手権およびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権におけるLMDhプログラムで、アイアン・リンクスが公式運営チームとなることを発表した。

 アイアン・リンクスはこれまで、フェラーリとともにWEC、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ファナテックGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパ・パワード・バイ・AWSなどのGTレースを戦ってきており、2021年のスパ24時間レースでは優勝も果たしているが、トップレベルのスポーツカーレースへのデビューにおいては、新たなマニュファクチャラーと手を組むこととなった。

ランボルギーニ、V8ツインターボエンジンを新型LMDhに搭載と発表。マシンの新画像も公開

 ランボルギーニ・スクアドラ・コルセは9月19日、LMDhマシンの最初の技術的詳細を明らかにした。2024年にWEC世界耐久選手権とIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にデビューするプロトタイプマシンは、ツインターボV8エンジンを搭載するとしている。合わせて、リジェのシャシーをベースにしたこの新型プロトタイプの最新レンダリング画像を公開した。