トヨタ、2023年デビューの『GRスープラGT4エボ』発売。レースの知見から3つの要素で性能向上

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は10月28日、GT4規格のレース専用車両『GRスープラGT4』に、レース現場からのフィードバックを活用しブレーキ性能やハンドリング、エンジン性能を向上させた『GR Supra GT4 EVO(GRスープラGT4エボ)』を発表。同日より販売を開始した。

 2020年のデビュー以来、計50台以上が販売されたトヨタGRスープラGT4は、日本のスーパー耐久シリーズをはじめ、アメリカのIMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ、ヨーロッパ各国で行われているGT4シリーズなど世界11カ国のGT4レースに参戦し、通算100回を超える表彰台を獲得。今年8月には50回目のクラス優勝を達成した。

スーパー耐久が2023年のカレンダーを発表。全7戦は今季同様も最終戦の舞台は富士に

 10月24日、ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankookを運営するスーパー耐久機構(S.T.O)は、2023年のスーパー耐久のシリーズカレンダーを発表した。全7戦が予定されており、富士スピードウェイで年間2回開催が予定されている。

TKRI 2022スーパー耐久第6戦岡山国際サーキット レースレポート

TKRI ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第6戦 スーパー耐久レースin岡山 2022年10月15日(土)〜16日(日) 岡山国際サーキット(岡山県) 入場者数:10月15日 …

スーパー耐久ST-Qクラスに挑むORC ROOKIE Racingの2台の“現在地”。液体水素は今季の登場はなし

 10月15〜16日、岡山国際サーキットで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』。午前に行われたグループ2のレース後、TOYOTA GAZOO Racingがメディアに対し、ORC ROOKIE Racingが走らせるORC ROOKIE Corolla H2 concept、ORC ROOKIE GR86 CNF Conceptのアップデート内容やレースについてのレビューを行った。

GRカンパニー佐藤恒治プレジデントに聞く、TOYOTA GAZOO Racingのカスタマーレーシングの今後

 2022年、ENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by HankookにはST-X、ST-Z、ST-Q、ST-1〜5と、ST-TCRをのぞく8クラスでトヨタ/レクサス車が走っている。ベース車が存在するということがいちばんの理由ではあるが、いまやトヨタ/レクサス車はスーパー耐久に欠かせない存在と言えるだろう。10月16日に岡山国際サーキットで開催された第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』のグループ2のレース後、GRカンパニーの佐藤恒治プレジデントに、今後のカスタマーモータースポーツのあり方、そしてスーパー耐久はもちろん、世界中のグローバルモータースポーツに関わるGT3/GT4への取り組みについて直撃した。

スーパー耐久の今後に向け活発な意見交換を。参加する4社が合同ミーティングを実施中

 10月15〜16日、岡山国際サーキットで開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』のレースウイーク中、トヨタ、ホンダ、スバル、マツダの4社のスーパー耐久に携わるメンバーが集まっての合同ミーティングが行われた。すでに今季毎戦行われている会合とのことだが、今回はメディアも交えての意見交換が行われた。

苦節3年でTEAM 5ZIGENが悲願のスーパー耐久ST-Zチャンピオンを獲得。「次はウチが3連覇を」

 10月16日、岡山国際サーキットで決勝レースが開催されたENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』。午後に行われたグループ1の決勝では、重いウエイトを積みながらクラス4位でフィニッシュした大塚隆一郎/太田格之進/金石年弘組5ZIGEN AMG GT4がST-Zクラスの2022年チャンピオンを獲得した。

マツダがGT7を使用したeスポーツ大会を開催。成績優秀者にはリアルモータースポーツへの挑戦をサポート

 10月17日、マツダは普通自動車免許の有無にかかわらず、幅広い年齢層にレースを通じてクルマを操り、走る歓びを感じてもらうことを目的に、プレイステーション5およびプレイステーション4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』を使用したeスポーツ大会『MAZDA SPIRIT RACING GT CUP 2022』の開催を発表した。

 マツダは2021年のスーパー耐久最終戦岡山から、100%バイオマス由来の次世代バイオディーゼル燃料を使用したMAZDA SPIRIT RACING Bio concept DEMIOを投入して参戦開始を果たした。この参戦にあたり、新たに作られた活動ブランドが、チーム名にもなっている『MAZDA SPIRIT RACING』だ。

S耐第6戦岡山のGr.1はポルシェセンター岡崎911が制し今季初優勝。ST-Zは5ZIGENのタイトル決定

 10月16日、岡山県の岡山国際サーキットでENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第6戦『スーパー耐久レース in 岡山』のグループ1(Gr.1)決勝レースが行われ、ST-Xクラスの16号車ポルシェセンター岡崎 911 GT3R(永井宏明/上村優太/伊藤大輔)が優勝を飾りグループ1を制した。ST-Zは885号車シェイドレーシング GR SUPRA GT4(HIRO HAYASHI/平中克幸/清水英志郎)、ST-2は225号車KTMS GR YARIS(平良響/荒川麟/奥住慈英)がクラス優勝を飾っている。

 なお、ST-Zで4位となった500号車5ZIGEN AMG GT4(大塚隆一郎/太田格之進/金石年弘)は最終戦を前に今季のクラスタイトルを決定させた。