勝田貴元、今季2度目の3位表彰台も「嬉しいですが、まだまだ満足できない」/ラリージャパン

 11月10日から13日にかけて、愛知県と岐阜県で開催されたWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』において、日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3位表彰台を獲得した。

 自身初の母国開催となったWRCイベントで総合4番手を走り、最終日となった13日(日)にそこから順位をひとつ上げた勝田。彼は、最後のステージとなったSS19で8度の世界王者であるセバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)の追撃を振り切って3位表彰台を手にしたいま、「正直、本当にほっとしています」と語った。

勝田貴元、WRCラリージャパンで3位表彰台獲得。優勝はヌービル、ヒョンデ勢が1-2フィニッシュ

 11月13日(日)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技最終日、デイ4のSS15~19が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合優勝を飾った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は初のWRC母国戦で3位表彰台を獲得している。

 10日(木)に開幕した12年ぶりのWRC日本ラウンドは、ステージキャンセルが相次いだ序盤の荒れた展開から徐々に落ち着きを取り戻し、中盤の戦いを迎える。デイ2午後からはトヨタのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)とヌービルのふたりが抜け出す形となり以降、この2台が優勝争いを繰り広げることとなった。

ラリージャパン最終日、勝田貴元が表彰台圏内の3番手に! 優勝争い展開のエバンスにアクシデント発生

 11月13日(日)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』は、SS15 “Asahi Kougen”から競技最終日のデイ4がスタートした。現在のラリーリーダーは、前日から変わらずティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)だが、SS16 “Ena City 1”を終えた段階で日本の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合3番手に浮上した。

 曇り空のなか朝8時過ぎに開始されたSS15では、前日のデイ3を首位と3秒の総合2番手で終えたエバンスがベストタイムをマーク。トップを行くヌービルとのギャップを0.6秒に縮めプレッシャーをかける。

トヨタ、優勝を争うエバンスが2番手で最終日へ。勝田は4番手につける「雨はチャンスにもなり得る」

 11月12日(土)、WRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』の競技3日目が、愛知県豊田市のサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合2番手、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合5番手につけた。

 一方、総合3番手でラリー3日目を迎えたカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合11番手に後退。TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから今戦に出場している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、総合4番手に順位を上げている。

僅差の優勝争い、ヌービルがエバンスを逆転し首位浮上。勝田は4番手/ラリージャパン3日目

 11月12日、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技3日目が、愛知県豊田市を中心に開催され、ヒョンデ・シェル・モビスのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に浮上した。

 前日のデイ2は、車両火災や相次ぐクラッシュ、一般車の侵入など波乱に満ちた1日となったが、12日(土)デイ3は比較的落ち着いた展開に。そのなかでカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)のアクシデント、ヌービルの逆転がドラマとして挙げられる。

GRヤリス・ラリー2コンセプト、ラリージャパン岡崎SSで世界初披露「まずはWRC2をしっかり盛り上げる」豊田章男トヨタ社長

 12年ぶりの開催となるFIA世界ラリー選手権第13戦フォーラムエイト・ラリージャパン2022の競技3日目、愛知県岡崎市、岡崎城前の岡崎公園で開催されたSS13、SS14の直前、モリゾウ(MORIZO)ことトヨタの豊田章男社長が登場。SS岡崎を訪れた5000人の観衆の前で、現在開発に注力している水素エンジンのパフォーマンスをアピールするとともに、先日発表されたばかりのGRヤリス・ラリー2コンセプトを初披露した。

トヨタ、波乱続きのデイ2でエバンスが首位浮上「ドライバーもクルマも非常に調子が良い」

 11月11日(金)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技2日目が豊田スタジアムのサービスパークを中心に行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTはエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立った。また、チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合3位に順位を上げたが、デイ1で首位に立ったセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合10番手に後退している。
 
 TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は総合5番手でデイ2を走破した。

ラリージャパン3日目午前、勝田貴元が4番手浮上。新王者ロバンペラはアクシデントで後退

 11月12日、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』デイ3午前のループ、SS8~10が行われ、前日に総合首位に立ったエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップを守っている。

 波乱に満ちたデイ2から一夜明け、12年ぶり開催となっているラリージャパンは競技3日目に突入。デイ3も、7時過ぎという朝早い時間帯からステージが開始された。

ラリージャパンであわやのハプニング。2日目のSS4で一般車が競技中のコースに進入。FIAと大会競技長が認める

 WRC世界ラリー選手権第13戦フォーラムエイト・ラリージャパン2022は競技2日目、車両火災やクラッシュなどいくつかのアクシデントが発生したが、さらに重大な出来事が起きていたことが明らかになった。SS4の競技中に一般車両がコースに進入して、あわやの事態になっていたのだ。

ラリージャパン2日目は計4SSキャンセルの波乱。好調エバンスが首位浮上、勝田貴元は5番手に

 11月11日、WRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』の競技2日目・デイ2が行われた、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合5番手につけている。

■波乱続きのデイ2

 ラリー2日目となる11日(金)は当初、SS2からSS7までの計6SSが予定されていた。しかし、朝から波乱続きとなった1日は実に4本のステージがキャンセルに。このうちSS3とSS7については出走前にステージキャンセルとなった。