【いざ、ラリージャパン2022】注目の参戦ドライバー紹介/Vol.7『カッレ・ロバンペラ』

 いよいよ日本に帰ってきた、ラリージャパン。WRC世界ラリー選手権『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が、11月10~13日にシーズン最終戦として愛知県と岐阜県を舞台に開催される。北海道での開催以来、実に12年ぶりのカムバックとなる日本での世界選手権を楽しみ尽くすべく、ここではエントリーリストに名を連ねる有力参戦ドライバーや、今季より導入の最高峰“Rally1(ラリー1)”クラスの最新ハイブリッド車両の成り立ちや個性を紹介する。その最終回は、フライング・フィンの系譜につながる新世代スター候補生として登場し、瞬く間に世界チャンピオンの階段を駆け上がった22歳。天才コリン・マクレーの持っていた史上最年少タイトル獲得記録も更新した【カッレ・ロバンペラ】にスポットを当てる。

12年ぶりのWRC日本ラウンド『ラリージャパン』が開幕。トヨタのオジエが初日首位

 11月10日(木)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン』が愛知県豊田市で開幕した。同日、4日間にわたるラリーのオープニングステージとしてナイトステージが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップタイムをマーク。総合首位に立った。
 
 チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合5番手、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(トヨタGRヤリス・ラリー1)33号車)が総合6番手につけた。また、TOYOTA GAZOO Racing WRTネクストジェネレーションから参戦している勝田貴元/アーロン・ジョンストン組は総合7番手でラリー初日を走破している。

SS4、SS7も中止、ラリージャパンは2日目にしてサバイバル状態。ソルド、ブリーンがリタイア。オジエも遅れる

 11月10日に開幕したWRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』は競技2日目、デイ2午前のループが終了。ステージキャンセルとなったSS3を除くSS1~4までを終えた段階ではティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)とエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合トップに並んでいる。

 前日夜のSS1“Kuragaike Park”で発生した新井敏弘(シトロエンC3ラリー2)のクラッシュに始まり、ラリージャパンはアクシデントが続出している。既報のとおり、デイ2オープングのSS2“Isegami’s Tunnel 1”では、ヒョンデ・シェル・モビスWRTの“仕事人”ダニ・ソルドの車両が火災に見舞われ全焼、リタイアに。

「かなりマズい」「車内に煙が出始めた」「予想外のことがたくさんあった」SS2ドライバーコメント/ラリージャパン2日目

 木曜夜のデイ1の新井敏弘のクラッシュで波乱の幕開けとなったフォーラムエイト・ラリージャパン2022。金曜のデイ2も最初のSS2でダニ・ソルド(Hyundai Shell Mobis World Rally Team)がトラブルからコース真ん中にマシンを止めると、クルマが大炎上。さらにWRC2のカエタン・カエタノビッチ(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)が旧伊勢神トンネルの出口でクラッシュ、セバスチャン・オジエ(TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team)もタイヤのパンクに見舞われるなど、トラブルやアクシデントが続いている。SS2を走り終えることができたドライバーたちが走行後のコメントを述べた。

SS2でヒョンデのダニ・ソルド車が炎上、WRC2でもクラッシュ。波乱続くラリージャパン2日目

 11月11日、『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のデイ2で車両火災が発生。ヒョンデ・シェル・モビスWRTのダニ・ソルド駆るヒョンデi20 Nラリー1から火の手が上がった。

 前日に開幕したWRC世界ラリー選手権第13戦日本ラウンド『ラリージャパン』は、11日(金)7時過ぎからSS2“Isegami’s Tunnel 1”がスタート。TOYOTA GAZOO Racing WRTのカッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)を先頭にデイ2が開始された。

【ブログ】ラリージャパン、搬入日から会場設置の模様を国内レースのベテランが覗いてみました

 3年目でようやく開催に漕ぎつけたラリージャパン2022。国内でのWRC開催は12年ぶりということもあって、初めてのファンの方も多いはず。今回、国内サーキットではベテランもベテラン、『姐さん』の相性でお馴染みの貝島由美子さんに、初めてのWRCを現地でブログ形式でお届けしてもらいました。今回の姐さんは裏方さんがおもなお仕事で、ひと足早く、現地に到着していました。

ラリージャパン2022、サービスパークオープン! セレモニアルスタートを写真でお届け

 去年、一昨年とコロナの影響で中止となり、3年ぶり、そして前回の北海道開催から12年ぶりとなるラリージャパンがついにスタートの時を迎えた。11月10日、愛知県豊田市、ヘッドクォーターの豊田スタジアムで行われたセレモニアルスタートの模様を、お届けします。

【いざ、ラリージャパン2022】注目の参戦ドライバー紹介/Vol.6『オット・タナク』

 いよいよ日本に帰ってくる、ラリージャパン。WRC世界ラリー選手権『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が、11月10~13日にシーズン最終戦として愛知県と岐阜県を舞台に開催される。北海道での開催以来、実に12年ぶりのカムバックとなる日本での世界選手権を楽しみ尽くすべく、ここではエントリーリストに名を連ねる有力参戦ドライバーや、今季より導入の最高峰“Rally1(ラリー1)”クラスの最新ハイブリッド車両の成り立ちや個性を紹介する。その第6回は東欧エストニア出身の先輩による推挙を受け、フォード系ドライバーとして経験を積んだ後にTOYOTA GAZOO Racing WRT(ワールドラリーチーム)に加入、自身初のドライバーズチャンピオンに輝いた現ヒョンデ・シェル・モビスWRTの【オット・タナク】にスポットを当てる。

【いざ、ラリージャパン2022】注目の参戦マシン紹介/Vol.2『ヒョンデi20 Nラリー1』

 いよいよ日本に帰ってくる、ラリージャパン。WRC世界ラリー選手権『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が、11月10~13日にシーズン最終戦として愛知県と岐阜県を舞台に開催される。北海道での開催以来、実に12年ぶりのカムバックとなる日本での世界選手権を楽しみ尽くすべく、ここではエントリーリストに名を連ねる有力参戦ドライバーや、今季より導入の最高峰“Rally1(ラリー1)”クラスの最新ハイブリッド車両の成り立ちや個性を紹介する。その新規定車両解説第2回は、開幕直前までチームの内情が大幅に揺れた影響も受けつつ、クリスチャン・ロリオーの手腕で中盤戦の盛り返しを見せる【ヒョンデi20 Nラリー1】にスポットを当てる。

ついにWRCラリージャパン開幕。シェイクダウンは、エバンスとヌービルが最速分け合う

 11月10日、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』のシェイクダウンが行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)がトップタイムをマークした。母国凱旋の勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は9番手となっている。

 2010年以来、12年ぶりの日本開催となるWRCイベントの競技初日、デイ1は朝から日差しいっぱいの好天に恵まれた。9時01分から開始されたシェイクダウンもドライコンディションとなり、このセッションでは今戦にエントリーした36台全車が出走している。