ユナイテッド・オートスポーツ、2023年のIMSA参戦は計画なし。アルピーヌとの関与も否定的

 ユナイテッド・オートスポーツが2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する可能性は、現在のところ低いようだ。チームの共同オーナーであるリチャード・ディーンはSportscar365に対し、仕事量を「過剰に増やしたくない」と語った。

 ユナイテッド・オートスポーツは今年のIMSAミシュラン・エンデュランスカップの最初の2戦、デイトナ24時間とセブリング12時間にオレカ07・ギブソン1台で参戦したが、その後のワトキンス・グレン6時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)には参加しなかった。

2023年登場のポルシェ963、セブリングで36時間耐久テストを完了。約7300kmを走破

 ポルシェ・ペンスキー・モータースポーツは、セブリング・インターナショナル・レースウェイで36時間の耐久テストを実施し、2023年に登場するLMDhマシンとしては、これまでで最長の連続走行時間を記録した。

 耐久の雄ポルシェと名門チーム・ペンスキーがタッグを組んで誕生したファクトリーチームは先週、アメリカ・フロリダ州のサーキットで、セブリング12時間レース3回分の時間をかけてニューマシン『ポルシェ963』を走らせた。

キャデラックV-LMDh、1万1千kmを超えるテストで「大きな進歩」24時間テストも実施へ

 GMのスポーツカー・レーシング・プログラムマネジャーのローラ・ウォントロップ・クラウザーによれば、キャデラックは新型LMDh車両『V-LMDh』の開発において11,000kmを超えるテストを行い、「大きな進歩」を遂げているという。

 キャデラックは2023年、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のGTPクラスに2台、WEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに1台のキャデラックV-LMDhを投入する。

BMW Mハイブリッド V8の序盤2戦の追加ドライバー2名が決定。新DTM王者もデビューへ/IMSA

 2023年に新型LMDh、『BMW Mハイブリッド V8』をデビューさせるBMWが、開幕2戦の耐久レースにおける追加ドライバー2名を発表した。

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦のデイトナ24時間、同じく第2戦のセブリング12時間レースでは、シェルドン・ファン・デル・リンデとマルコ・ウィットマンがチームRLLに加わり、GTPクラスへと参戦する。

 両ドライバーはBMWのファクトリードライバーとして、これまでGTレースやDTMドイツ・ツーリングカー選手権など幅広いカテゴリーで活躍してきた。2023年1月、彼らはBMWの新型LMDh車両でプロトタイプレースへとデビューを飾ることになる。

ランボルギーニ、デイトナに向け「少なくとも5台」のウラカンGT3エボ2投入を目指す

 ランボルギーニは、来年1月に開催されるデイトナ24時間レースのグリッドに、GTデイトナ・プロ(GTDプロ)カー1台を含む新型ウラカンGT3エボ2を「少なくとも5台」投入する予定であることを明らかにした。

 ランボルギーニのモータースポーツ責任者であるジョルジオ・サンナがSportscar365に語ったところによると、イタリアのメーカーは2023年1月28~29日に行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦に、相当数の車両を出すことを目標としている。

新型フォード・マスタングGT3、2023年WEC開幕戦『スーパー・セブリング』で正式発表へ

 フォードが開発を進めている新型マスタングGT3は、2023年3月にアメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催されるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権とWEC世界耐久選手権のジョイントイベント、通称“スーパー・セブリング”で正式発表されることが分かった。

アキュラ、2度のアクシデントによりLMDhテストを打ち切り。サスペンションに不具合も

 10月3日からアメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで行われているIMSA公認のLMDh開発テストにおいて、アキュラARX-06は60号車メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)が3日間で2回目の事故を起こし、さらにウェイン・テイラー・レーシング(WTR)のマシンも走行をやめたことから、予定よりも前にテストを終了することとなった。

可夢偉とコンウェイ、キャデラックでのIMSA参戦終了を正式表明。一方ハートレーは来季もアキュラで出場へ

 トヨタGAZOO RacingからWEC世界耐久選手権に参戦しているマイク・コンウェイと小林可夢偉は、2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権にキャデラック陣営からは参戦しないことを、ともに明らかにした。

 ふたりは2022年、アクション・エクスプレス・レーシング(AXR)がオペレートするキャデラックDPi-V.R.の31号車(ウェーレン・エンジニアリング・レーシング)と48号車(アリー・キャデラック)のエンデュランス・カップ戦における追加ドライバーとしてIMSAに出場、最終戦のモチュール・プチ・ル・マンではともに総合表彰台を獲得したが、これがキャデラックにおけるラストレースとなった。

LMDh車両の合同テスト始まる。スムーズに初日を終えたBMWと、部品が遅れたキャデラック/IMSA

 10月3日、 アメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタにて、3日間にわたるIMSA公認のLMDh車両テストが始まった。このテストには、2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスへと参戦する、BMW、アキュラ、キャデラックの新型LMDh車両が参加している。

■全車のラップタイムが接近

WECハイパーカー参戦のキャデラックがドライバー発表。IMSAデイトナへの3台目投入も決定

 新開発のLMDhマシンを2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスに投入するとともに、同年からLMDh規定車も参戦可能となるWEC世界耐久選手権ハイパークラスに新型プロトタイプカー1台を送り込むキャデラックが、世界選手権プログラムのドライバーラインアップを発表した。

 リチャード・ウエストブルック、アレックス・リン、アール・バンバーは来年、キャデラックからWECハイパーカークラスに参戦し、トヨタ、プジョー、フェラーリ、グリッケンハウスのハイパーカー(LMH規定車)と、キャデラックと同じくLMDhカーを送り込むポルシェを相手に、ル・マン24時間を含む全7戦で兵刃を交える。