中東初開催イベントはアズコナ&ミケリスの“ヒョンデ・デュオ”が1-2含む週末完全制覇/WTCR第8戦

 8月以来、約4カ月ぶりの再開となった2022年WTCR世界ツーリングカー・カップ第8戦が、11月10~12日に初開催の地である中東のバーレーン・インターナショナル・サーキットで争われ、酷暑のナイトレースでBRCヒョンデN・スクアドラ・コルセのミケル・アズコナと僚友ノルベルト・ミケリスが躍動。レース1では選手権首位のアズコナが予選ポールポジションからミケリスを従え“ライト・トゥ・フラッグ”での1-2フィニッシュを達成し、続くレース2でも2019年王者ミケリスが復活の今季初優勝を飾るなど、ヒョンデ・エラントラN TCRがライバルを圧倒する速さを見せた。

週末を支配したマグナスが無念のストップ。金メダルはオランダ代表コロネルの手に/FIA MSGs

 フランス、ポール・リカールで10月26~30日に開催された第2回『FIAモータースポーツ・ゲームス』のうち、世界的に展開されるTCR規定車両を採用した“ツーリングカー・カップ”の競技は、公式練習からグリッド予選、そして予選レースまで全セッションを制圧する勢いを見せたベルギー代表のジル・マグナス(アウディRS3 LMS 2)が、最終メインレースでまさかの事態に。

 30分ヒートのオープニングラップを終え、メインストレートに戻ったところで彼のアウディは力尽き、その横を駆け抜けていった僚友トム・コロネル(アウディRS3 LMS 2)が母国オランダに金メダルをもたらした。