ウエットタイヤの改善のためピレリに協力を申し出たマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、現在のエクストリームウエットタイヤは遅すぎで、「多くの水を排水できない」と主張している。
先週末のF1第18戦日本では、2戦連続でピレリのウエットタイヤが過酷なコンディションでテストされることとなった。特にレース序盤では、コースコンディションと視界の悪さのために3周で赤旗が出された。
ウエットタイヤの改善のためピレリに協力を申し出たマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、現在のエクストリームウエットタイヤは遅すぎで、「多くの水を排水できない」と主張している。
先週末のF1第18戦日本では、2戦連続でピレリのウエットタイヤが過酷なコンディションでテストされることとなった。特にレース序盤では、コースコンディションと視界の悪さのために3周で赤旗が出された。
元F1ドライバーで現在『Sky Sports』のコメンテーターを務めるマーティン・ブランドルは、現在のF1コストキャップの規定は非常に手ぬるいとして、FIAは見直しを図るべきであると主張した。コスト上限額の5パーセント未満の超過であれば、“軽微な違反”とみなされるが、5パーセントは700万ドル(約10億円)以上に上り、決して小さな額ではない。
FIAは10月10日、2021年F1財務レギュレーションに基づく10チームの監査結果を発表、2021年にレッドブル・レーシングは手続き上の違反に加え“軽微な支出超過違反(Minor Overspend Breach)”を犯していたこと、アストンマーティンは手続き上の違反を犯していたことを発表した。ペナルティについては後日決定される。
ウイリアムズ・レーシングのCEOを務めるヨースト・カピートは、ミック・シューマッハーはF1に留まるに値すると述べており、ウイリアムズの2023年の計画に影響を与える可能性があるという。
シューマッハーとハースの現在の契約は今シーズン末で終了するが、予想されていたフェラーリ・ドライバー・アカデミーからの離脱によって彼のF1での将来は危うくなっている。ハースF1チームの代表ギュンター・シュタイナーは、シューマッハーが2022年シーズンを好調のうちに終えることができたら、チームに留まらせる可能性があると語っている。
マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・レーシングでの2022年の有力なシーズンについて、将来も同様のシーズンにするのは非常に難しいと述べている。
フェルスタッペンは先週末に、F1第18戦日本GPで2年連続の世界タイトルを獲得した。今年はあと4戦が残っているが、これには今シーズンの彼とチームが主導権を握っていたことが反映されている。
ハースF1チームのリザーブドライバー、ピエトロ・フィッティパルディが、F1第20戦メキシコGPと22戦アブダビGPのFP1に出場することが決まった。2022年F1規則により、チームはシーズンに最低2回、F1レース出場2戦以内のドライバーを、FP1で走らせなければならない。
2度のF1チャンピオンであるエマーソン・フィッティパルディの孫ピエトロは、2020年に当時レースドライバーのロマン・グロージャンが事故により欠場した際に代役を務め、シーズン終盤のサクヒールGPでデビュー、続くアブダビGPにも参戦した。今年のバーレーンでのプレシーズンテストには、チームを離脱したニキータ・マゼピンの代わりに走行を担当した。
F1日本GP決勝中の事故車両回収車の出動のタイミングについて、ドライバーたちが激しく批判、これを受け、FIAは今後の改善のために「徹底的な調査」を開始したと述べた。カルロス・サインツがオープニングラップでクラッシュし、セーフティカーが導入された。激しい雨で視界が非常に悪いなか、F1マシンがまだ走行している段階で、トラックがコース上に出ていたことに、複数のドライバーたちが非常に危険であるとして怒りを示した。ドライバーたちは前がほとんど見えない状態で走っており、濡れた路面でコントロールを失いやすかったため、クレーンにぶつかり大事故が起きる可能性があったからだ。
アルファタウリF1のチーム代表であるフランツ・トストは、ニック・デ・フリースが先月のF1イタリアGPでウイリアムズから鮮烈なF1デビューを飾ったことは、彼との契約決定において「大きな影響」を与えたと述べている。
数年にわたってF1入りを果たそうと努めていたもののチャンスを得られないでいたデ・フリースは、今シーズンこれまでにウイリアムズ、メルセデス、そして最後にモンツァでアストンマーティンのFP1を担当した。アレクサンダー・アルボンが虫垂炎のためにイタリアGPの土曜日朝に突然欠場を決めたことで、メルセデスのリザーブドライバーであるデ・フリースが表舞台に上がることになったのだ。
元F1チャンピオンのジェンソン・バトンは、ダニエル・リカルド(マクラーレン)が2023年シーズンにメルセデスのリザーブドライバーを引き受けるのは間違っていると考えている。2009年の世界チャンピオンであるバトンによると、それによってF1でのリカルドのキャリアは終わりを迎えることになるという。
今週初め、フランスの放送局『Canal +』は、リカルドが2023年にメルセデスのリザーブドライバーとなるべくチームと交渉中だと報じた。アルピーヌとアルファタウリのドライバーラインアップが確定したため、空きシートがあるのはハースとウイリアムズだけとなる。グリッドの3番目の階層にいるチームが、F1での運命を好転させるチャンスをリカルドに与えることはほとんどないだろう。
タイトル連覇を決めたレッドブル陣営が歓喜に沸く一方で、アルファタウリのスタッフたちはガレージで淡々と撤収作業を行っていた。期待されたF1第18戦日本GPだったが、角田裕毅13位、ピエール・ガスリー18位完走と、いずれも満足のいく結果を出すことはできなかった。
同じようにウエット路面だった初日フリー走行でも、時おり速さは見せたものの最終的に角田14番手、ガスリーは19番手に終わっていた。さらに好天に恵まれた2日目は、今度は原因不明のブレーキトラブルに見舞われた。それでも角田はなんとかQ2に進めたが、ガスリーは17番手が精一杯だった。
アルピーヌF1のチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、エステバン・オコンと彼の将来のチームメイトであるピエール・ガスリーが、F1におけるチームの大きな野望に取り組むにあたって2023年シーズンに力を合わせれば、友情をよみがえらせることができるだろうと期待している。
オコンとガスリーはともにフランスのノルマンディーで育ち、競争の激しいカートで経験を積んでいた子供時代に友達になった。ふたりは過去にはコース内外で行き違いが生じたことで不仲になっていたが、F1に来てから関係は友好的になっていた。また、双方とも特殊な状況でグランプリ優勝を飾っている。ガスリーは2020年のモンツァで、オコンは2021年のハンガリーでだ。