アレックス・パロウがF1初テスト。2021年型マクラーレンMCL35Mでバルセロナを走行

 インディカードライバー、アレックス・パロウが、母国スペインのバルセロナでマクラーレンの2021年型F1マシンMCL35Mを使ったテストに参加、F1テストデビューを果たした。このテストにはアロウ・マクラーレンSPのドライバー、パト・オワードも参加している。

 マクラーレンは7月に、2021年インディカーチャンピオンのパロウを2023年のマクラーレン・レーシングのドライバーラインアップに加え、F1テストにも参加させると発表。しかしパロウが所属するチップ・ガナッシは彼との来季契約が存在すると主張、この件は訴訟問題にまで発展していた。

2023年のレース・オブ・チャンピオンズもスウェーデンで開催へ。ベッテルとハッキネンが出場を表明

 2023年1月に開催されるレース・オブ・チャンピオンズ(RoC)に、4度のF1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテルが出場することが明らかになった。F1からは、タイトルを2回獲得したミカ・ハッキネンも参加する予定だ。

 2022年の冬と同様に、来年のRoCもスウェーデンのピテ・ハブスバッドで開催される。氷上と雪上に設けられた専用サーキットで、北極圏からちょうど100kmのところにある。イベントは2023年の1月28日と29日に予定されている。

フェラーリ育成のロバート・シュワルツマン、F1アメリカGPでフリー走行1回目に参加へ

 スクーデリア・フェラーリは9月15日、第19戦アメリカGPのフリー走行1回目にFDA(フェラーリドライバーアカデミー)のメンバーであるロバート・シュワルツマンを起用すると発表した。

 1999年生まれで現在22歳のシュワルツマンは、2019年にプレマ・レーシングからFIA F3に出場しタイトルを獲得。翌2020年にはFIA F2に昇格し、同じくプレマ・レーシングで選手権4位という成績を残した。2021年もF2に参戦し、ドライバーズランキング2位でシーズンを終えている。またシーズン末にはアブダビで行われたテストにもフェラーリとハースから参加した。

自身の去就について「あらゆることを検討している」とリカルド。2024年以降のことも考慮し状況は複雑に

 今シーズン限りでマクラーレンF1チームのシートを失うダニエル・リカルドは、2023年について「すべてがオープンになっている」状態だと明かし、また2023年より後のことも考えているので複雑な状況にあると語った。

 リカルドの今後はいまだ不透明だ。パドックのうわさでは、アルピーヌの空きシートはリカルドにとって選択肢にはならないようであり、そうなると他にはグリッドの下半分のチームのシートしか残されていない。

F1日本グランプリで、人気声優・歌手の水樹奈々による国歌独唱が決定「全力で歌わせていただきます!」

 9月15日、三重県の鈴鹿サーキットは、2022年10月7~9日に同地で開催されるF1第18戦『Honda 日本グランプリレース』での国歌独唱を、人気声優・歌手の水樹奈々さんが務めると発表した。

 2019年以来、3年ぶりに日本に帰ってくるF1グランプリの決勝レース直前に行われる国歌独唱。この舞台に声優、歌手、そしてナレーターとして活躍する水樹さんが立つことが決まった。

コルトン・ハータ、特例によるF1スーパーライセンス取得は望まないと発言。アルピーヌはガスリー断念の可能性

 コルトン・ハータが特例によりF1スーパーライセンス取得が認められる可能性は極めて低くなってきたとみられている。レッドブルはアルファタウリの2023年ドライバー候補としてハータの起用を検討しているが、ハータは必要なスーパーライセンスポイントを取得していない。彼が自力で条件を満たすには、冬季に行われる選手権に参戦してポイントを稼ぐしかなさそうだ。

メルセデスF1代表、コンストラクターズ選手権2位を狙える可能性に言及「毎週末に全力を尽くすべき」

 メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ウォルフは、あと6戦を残すなかで、メルセデスがF1のコンストラクターズ選手権で2位の座をフェラーリから奪うチャンスは今もあると考えている。

 シーズン序盤から新世代マシンに影響を及ぼしている複雑な問題を克服することは大きな困難だが、それでもメルセデスは今シーズンすべてのレースでポイントを獲得した唯一のF1チームだ。先週末のモンツァはW13と相性のよくないコースであり、メルセデスはフェラーリに遅れをとって35ポイント差をつけられた。この差はカレンダーに残された6戦のうちにメルセデスが挽回するのに不可能な数字ではないし、さらに重要なのは、今後の6つのサーキットはメルセデスの好パフォーマンスが期待される場所だということだ。

フレッチェ・トリコローリのパフォーマンス実施を批判したベッテル。F1イタリアGP主催者は「非礼」と反論

 モンツァでのF1イタリアGPのレース直前にイタリア空軍のアクロバット部隊によるフライバイが行われたことを、4度の世界チャンピオンであるアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルが激しく批判したことについて、F1イタリアGP主催者であるイタリア自動車クラブ(ACI)ミラノ支部が反論した。

 サステナビリティを追求する熱心な運動家となっているベッテルは、その批判のほとんどを、日曜日のレース開始2時間ほど前に珍しくモンツァに姿を見せたイタリア大統領セルジョ・マッタレッラに向けた。マッタレッラは、過去に何度も行われたように、レース開始15分前の国歌斉唱の後に曲芸飛行隊フレッチェ・トリコローリがパフォーマンスをすべきだと主張した人々のうちのひとりだったようだ。ACIのミラノ支部はベッテルが「礼を欠いている」と非難し、「不毛な論争をけしかけている」としたうえで、「マッタレッラ大統領と全イタリア国民に謝罪する」ことを促した。

マクラーレンF1、アレックス・パロウとのテスト契約を発表。今週2021年型MCL35Mでの走行を実施

 マクラーレンは、インディカードライバー、アレックス・パロウとの2023年契約は旧型F1カーでのテストプログラムに関するものであることを発表、今週スペイン・バルセロナで早速2021年型マシンMCL35Mを使用したテストを行うことを明らかにした。パロウがNTTインディカー・シリーズのチップ・ガナッシ・レーシングに残留することも確定した。

 マクラーレン・レーシングは、7月13日、2021年インディカーチャンピオンのパロウを“2023年のマクラーレン・レーシングのドライバーラインアップ”に加えると発表。レース活動とともに、マクラーレンF1チームでのテストも行うと述べていた。しかしその直前にパロウが所属するチップ・ガナッシが2023年に向けてパロウとの契約を延長したと発表しており、契約トラブルが発生、訴訟問題に発展していた。

ハースF1がベテランレースエンジニアを獲得。ハッキネンやライコネンを支えたマーク・スレードがマグヌッセン担当に

 ハースF1のケビン・マグヌッセンの担当エンジニアが、次戦シンガポールGPから変更になる。マグヌッセンにとって2022年シーズンで3人目となるレースエンジニアとして、経験豊富なマーク・スレードが就任する。

 マグヌッセンはレースエンジニアのエド・リーガンとともに2022年シーズンのスタートを切ったが、リーガンは今季限りでハースF1チームを去る。退職までバンベリーのチーム本社で仕事をするため、スパ・フランコルシャンとザントフォールトでは、ドミニク・ヘインズがレースエンジニアを務めていた。ヘインズは以前、ロマン・グロージャンやニキータ・マゼピンのレースエンジニアを務めていた人物で、スレードに引き継ぐまでの間、マグヌッセンを担当した。