レッドブルF1コストキャップ違反問題:FIAが早期幕引き狙い、限定されたペナルティでの合意を提案

 FIAはレッドブルF1に対し、2021年のコストキャップ違反に関して『違反容認合意(Accepted Breach Agreement)/ABA』に関する条件を提示したと伝えられている。レッドブルは違反を犯したことを認めてこれを受け入れるか、合意せずにコストキャップ裁定委員会(Cost Cap Adjudication Panel/CCAP)による裁定を求めるか、選択しなければならない。

【動画】フェルスタッペンとペレスが海のF1を体験。船の進路を決めるドライバーとしてレースに挑む

 レッドブルF1のマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが、SailGP(セールGP)のヨットを体験した。『海のF1』とも称されるこのヨットレースで、本家F1のドライバーたちはどんな活躍を繰り広げたのだろうか。

 2019年に第1シーズンが始まったセールGPは、セーリング競技の最高峰とされるレースだ。シリーズは国別対抗で争われ、毎戦最高時速100km/hに達するハイスピードで激しいバトルが展開されている。

ヨス・フェルスタッペン、息子マックスにとって過去最高のF1チームメイトはリカルドだと語る

 元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、息子であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にとっての過去最高のチームメイトとして、ダニエル・リカルド(マクラーレン)の名前を挙げた。

 2015年にF1デビューを果たしたフェルスタッペンはこれまでのキャリアで、カルロス・サインツ、リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボン、セルジオ・ペレスの5人をチームメイトにしてきた。

ハースが新タイトルスポンサーを獲得。デジタル決済企業と長期契約、2023年には『マネーグラム・ハースF1チーム』に

 ハースF1チームは、F1アメリカGPを前にした10月19日、P2Pデジタル決済サービスを行うマネーグラム・インターナショナル社とタイトルスポンサーシップ契約を結んだことを発表した。2023年のチーム名は『マネーグラム・ハースF1チーム』となり、マシンのカラーリングも変更される。

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第13回】大雨の鈴鹿で「すべてが後手に回った」判断の遅れが影響、入賞圏内に留まれず

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。新型コロナウイルスの影響により、日本GPの開催は3年ぶりとなった。ようやく母国レースを迎えた小松エンジニアだったが、日曜日のレースでは「すべてが後手に回った」と振り返る。大雨に見舞われた鈴鹿で一体何があったのか。日本GPの現場の事情を小松エンジニアが振り返ります。

F1技術解説:日本GP(2)レッドブルRB18:直線スピードの速さの秘密はニューウェイ設計のサスペンションか

 2022年F1第18戦日本GPで各チームが走らせたマシンを、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが観察し、印象に残った点などについて解説。今回は、レッドブルRB18のストレートスピードの速さについて考察する。

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 ベルギーGPで出されたポーパシングに関する技術指令に関していえば、レッドブルは影響が少なく、フェラーリほど苦戦はしていない。シンガポールから改良されたフロアを装着したRB18は、マックス・フェルスタッペンのウエット路面での絶対的な強さのおかげもあって、再びフェラーリを支配下に置いた。

【中野信治のF1分析/第18戦日本GP後編】奇跡の連続となった決勝日。『ホンダの想い』鈴鹿でついに結実

ついに実現した3年ぶりのF1日本GP、前編につづき、後編は決勝レースを中心に、元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点で振り返ります。フェルスタッペンの連覇決定のドタバタ、雨の中で3時間応援してくれた日本のファンへの感謝、そして初の母国グランプリとなった角田裕毅についてお届けします。

FIA、“F1日本GPのインシデント”に関し手順上の問題を特定、対策を後日公表へ。批判された事故処理法を改善か

 FIA世界モータースポーツ評議会の2022年3回目の会合がロンドンの王立自動車クラブで開催され、協議内容、決定事項が発表された。そのなかで、「F1日本GPで起きたインシデント」を調査した結果「手順上の問題」が特定されたことが明らかにされた。このインシデントについて詳しく記されていないものの、決勝で事故車回収のための車両が出動するタイミングが危険だったとドライバーたちから批判された一件であると考えられる。

元CART/インディカーのレジェンドドライバーがF1メキシコGPに集結。サポートイベントで対決へ

 10月28〜30日に開催される2022年F1第20戦メキシコGPでは、元CART/インディカーのスターたちがレジェンド・カップに集結し、ファンを楽しませる予定だ。

 このサポートイベントは、アメリカの最高峰のシングルシーター選手権だったチャンプカー・シリーズが、アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲスでレースをしていた2002年から2007年の年月を記念して開催される。

F1グリッド決定ルールが新5段階プロセスに変更。降格者多数での混乱を避けるべく、ペナルティ適用システムを明確化

 FIAはF1の決勝グリッド決定についての2022年競技レギュレーションを変更、グリッド降格ペナルティの適用に新たな方法を用いることを発表した。2022年のベルギーGPとイタリアGPでは多数のドライバーがパワーユニットエレメント交換等によりペナルティを受け、グリッド確定まで時間がかかり、チーム側は自身のグリッドに確信が持てずに混乱した。

 この事態を受けて、FIAはグリッド確定までのプロセスを変更、この規則変更を10月19日に開催された世界モータースポーツ評議会会合で決定した。