角田裕毅「念願のホームGP。ファンからの声援を力に変えて、新たな気持ちで鈴鹿を走る」/F1日本GPプレビュー

 アルファタウリF1の角田裕毅にとって、2022年第18戦日本GPは初の母国グランプリになる。2021年にF1にデビューした角田だが、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより、日本GPが中止され、昨年は鈴鹿を走ることができなかった。

 日本GPの前週に行われたシンガポールGPでは、角田は初のサーキットでありながら、予選でQ3に進出。しかし難しいコンディションでの決勝でクラッシュし、リタイアした。

レッドブルF1のマルコ、ホンダと提携延長について交渉中と発言。2026年からのPU新時代に向け新契約を検討

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、F1パワーユニット(PU)部門におけるホンダとの提携関係を2026年以降も続けていくために話し合いを行っているとコメントした。

 ホンダは2021年までレッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリにパワーユニットの供給を行ってきたが、昨年末でF1活動を終了した。今年からはホンダ・レーシング(HRC)の技術支援を受けながら、レッドブル・パワートレインズが2チームにパワーユニットを供給するという形になっている。このコラボレーションは、現世代のパワーユニット時代が終わる2025年まで継続されることが決定済みだ。

【鈴鹿F1優勝偉人伝/15&16】鈴鹿でも印象強烈。ハッキネン&ライコネンの“フライングフィン”伝説

 過去31回あった鈴鹿サーキットでのF1日本GP、ドライバーの国籍別勝利数1位はドイツで、ミハエル・シューマッハー、セバスチャン・ベッテル、ニコ・ロズベルグの3人で計11勝をマークしている。2位は7勝のイギリス。そして4勝で3位に並んでいるのがブラジルとフィンランドだ(数字は手元調べ)。

 上位4カ国はいずれも優勝者3人。今回はフライングフィンという伝統的“尊称”で知られるフィンランド勢を取り上げるが、3人のうちのひとり、バルテリ・ボッタスは前々回に登場しているので、残り2名の紹介となる。

『ホンダF1 復活した最速のDNA 数えきれない悔しさが、私たちを強くした』NHK取材班著書、10月7日発売

 NHKのBS1スペシャルで放送された『30年ぶりの栄冠! ホンダF1 最後の戦い』を取材、制作したNHK取材班による著作『ホンダF1 復活した最速のDNA 数えきれない悔しさが、私たちを強くした』が幻冬舎より2022年10月7日(金)に発売となる。

FIA、監査結果の発表を延期、F1コストキャップ違反者の有無は10日に公表へ

 一部チームがF1バジェットキャップ規則に違反したとの報道がなされたことで、FIAの監査結果の発表に注目が集まっている。しかし、FIAは、10月5日に行われる予定だった発表を、10日に延期することを決めた。

 シンガポールGPの週末、バジェットキャップ導入初年度の2021年に上限額を超えたチームが2チームあり、それはレッドブルとアストンマーティンとみられるとの報道がなされた。

マクラーレンF1離脱のリカルド、メルセデスと交渉か。2023年はリザーブドライバーを務める可能性も

 報道によると、マクラーレンを離脱するダニエル・リカルドは、2023年に公式リザーブドライバーになるためメルセデスと交渉を行っているという。

 フランスの放送局『Canal +』が先週末のシンガポールで明らかにしたところによると、ニック・デ・フリースが来シーズンにアルファタウリに加入する契約を締結し、リカルドは2023年にメルセデス傘下に入るための合意に近づいているということだ。

【中野信治のF1分析/第17戦&日本GP展望】際立ったペレスの走り。鈴鹿F1凱旋の角田裕毅へのたったひとつ願い

2022年シーズンのF1は新規定によるマシンの導入で勢力図もレース展開も昨年から大きく変更。その世界最高峰のトップバトルの詳細、そして日本期待の角田裕毅の2年目の活躍を元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点で振り返ります。今回は第17戦シンガポールGPの雨の市街地戦を振り返りつつ、いよいよ3年ぶりの開催となるF1日本GPについて、中野さんが注目している3つの見どころについてお伝えします。

フェルスタッペンの連覇がかかる1戦。最速ラップの1点を狙う争い、ペレスの役割も重要に/F1日本GPの注目ポイント

 いよいよF1が鈴鹿にやってくる。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、日本での開催は3年ぶりだ。タイトル争いも佳境を迎えており、日本GPで今年のチャンピオンが決まる可能性もある。そんな日本GPに向けて、今回はautosport webでもおなじみのF1ジャーナリスト、尾張正博氏がグランプリの見どころを語る。

「鈴鹿では当然1-2」「夢が叶う瞬間」フェルスタッペン、ペレス、ガスリー、角田がF1日本GPへ意気込み

 レッドブルジャパンは10月5日、2022年F1第18戦日本グランプリ『Honda 日本グランプリレース』の開催に先立ち、オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレス、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーと角田裕毅が参加するメディアセッションを東京都渋谷区で行った。