ペレス予選2番手「最悪の金曜からうまく挽回できた。優勝するために全力を尽くす」レッドブル/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは2番手だった。シャルル・ルクレール(フェラーリ)のポールポジションタイムとはわずか0.022秒差だった。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 5番手(1分59秒526:インターミディエイトタイヤ/11周)
予選 2番手(Q1=4番手1分54秒404:インターミディエイトタイヤ/Q2=4番手1分52秒818:インターミディエイトタイヤ/Q3=2番手1分49秒434:ソフトタイヤ)

【角田裕毅F1第16戦密着】予選に向けてセットアップを再調整。苦手だったインターミディエイトは「強みになった」

 昨年、アルファタウリと角田裕毅は、ウエットコンディションを苦手としていた。2日目のF1第17戦シンガポールGPは、セッション前に雨が降り、ウエットコンディションのなかで行われた。フリー走行3回目でのアルファタウリの2台はピエール・ガスリーが13番手、角田は15番手に終わった。

 しかし、これはまだ新しいフロントウイングをウエットコンディション下でうまく機能させずにいたからだった。

ポールのルクレール「勝利を逃した2019年の悔しさは忘れられない。明日は絶対に勝ちたい」フェラーリ/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは今季9回目、通算18回目のポールポジションを獲得した。2番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)とは0.022秒差、3番手のルイス・ハミルトン(メルセデス)とは0.054秒差と、Q3でのポール争いは非常に熾烈なものだった。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 1番手(1分57秒782:インターミディエイトタイヤ/11周)
予選 1番手(Q1=3番手1分54秒129:インターミディエイトタイヤ/Q2=1番手1分52秒343:インターミディエイトタイヤ/Q3=1番手1分49秒412:ソフトタイヤ)

フェルスタッペンがチームに激怒。燃料不足で予選8番手に「ポールの可能性を失った。あってはならないミス」F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはQ3終盤、燃料不足のためアタックラップを諦めなければならず、8番手に沈んだ。

 ウエットから路面が乾いていくコンディションのなか、Q3ではほぼ全員が最初からソフトタイヤに履き替えてアタックした。ソフトタイヤで走り続けたフェルスタッペンは、終盤のラップで、セクター1、セクター2と最速タイムを出した後、セクター3でタイムを落とし、その後、路面が最もドライの状態の最終盤の1周にすべてをかけようとするが、突然チームの指示により、そのラップを走り終えることなくピットに入った。そのため、フェルスタッペンは、まさかの8番手に終わった。

角田裕毅10番手「ソフトであと1周走れればもっと速いタイムを出せた。それでも満足の予選」/F1第17戦

 2022年F1シンガポールGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 ウエットから路面が乾いていくコンディションのなか、Q3では大部分のドライバーが最初のランからソフトタイヤに履き替えてアタックした。そのなかで角田はインターミディエイトで最初のランを走り、序盤は上位につけていたが、徐々にポジションを落とし、セッション終盤の2回目のランはソフトタイヤに履き替えた。自己ベストタイムを大幅に更新した角田だったが、他ドライバーたちには届かず、10番手という結果になった。

難コンディションでルクレールが2戦連続のポール。角田10番手、フェルスタッペンは計測取りやめ8番手【予選レポート/F1第17戦】

 2022年F1第17戦シンガポールGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、3番手はルイス・ハミルトン(メルセデス)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は10番手だった。

 シンガポールGPの2日目の夕方に行われたFP3は激しい雨に見舞われ、30分だけの走行。しかもウエット路面というコンディションだった。その後天気は好転したものの、現地時間午後9時からの予選Q1は、まだ路面がところどころ濡れており、全車がインターミディエイトタイヤを装着した。周回を重ねるごとにコンディションが改善する状況で、走行タイミングが明暗を分けそうだ。

【F1第17戦木曜会見】準備万端で復帰戦を迎えたアルボン。予想以上の回復スピードを見せた一方で、後遺症への不安も

 シンガポールGPの木曜会見で最初に質問を受けたのは、前戦イタリアGPを欠場したアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だった。虫垂炎で入院後、一時呼吸困難に陥ったものの、数日で退院。レース復帰にこぎ着けた。

Q:アレックス、気分はいかがでしょうか?
アルボン:準備万端という感じかな。この1週間、いや、ほぼ2週間、今日のような状態にまで回復させるためにトレーニングを積んできたしね。とはいえ1年で最も(体力的に)厳しいレースに臨むのだから、そこは意識しなければならない。でも気分はいいよ。カートでも、ガンガン走ったしね。いい感じだったよ。

ウエットで走行時間は30分。ルクレールが最速【タイム結果】F1第17戦シンガポールGPフリー走行3回目

 2022年F1第17戦シンガポールGPのフリー走行3回目が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は15番手だった。

 グランプリ2日目の土曜日は雨のなかFP3を迎えた。気温26度、路面温度29度というコンディションでセッション開始時刻の現地時間18時を迎えたが、ピットレーンはクローズのままだ。開始前からセーフティカーがコースを走ってコンディションを確かめているが、コース上の水量はかなり多いようだ。

ハミルトン、FP1で最速も「まだトップから1秒遅い」メルセデス/F1第17戦金曜

 2022年F1シンガポールGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=1番手/2=5番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=5番手/2=3番手だった。

■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=1番手(1分43秒033:ソフトタイヤ/20周)/2=5番手(1分43秒182:ソフトタイヤ/22周)

 FP1はいい形でスタートできたが、2回目のセッションはそれほどうまくいかなかった。バウンシングがひどい。今週末はまるでだめだという感じではないけどね。現状では、このマシンの硬さに関してやれることはあまりない。でもセットアップによってもっとタイムを見つけることはできるだろう。今日のセットアップではロッキングがひどかったが、それについては今夜修正するつもりだ。明日はもっと良い状態になると思うよ。