2022年のスーパーGTは11月6日に最終戦を終え、全日本スーパーフォーミュラ選手権も10月30日にシーズンを締めくくっている。両シリーズとも、2023年に向けた動きが活発化しはじめているが、大きな動きとなりそうなのがホンダ陣営だ。これまで挙がっている噂をまとめよう。
アルファタウリF1コラム:選手権では後れをとって9位に。実力が結果に繋がらずも、角田の成長と伸び代が見えた2戦
シーズン終盤戦を迎え、中団グループの争いはさらに激しさを増している。継続的なマシン開発がようやく性能に繋がってきたアストンマーティンが日本GPから2戦連続でQ3進出と入賞を果たす好走を見せ、アルファロメオもここでようやくアップデートを投入してメキシコシティGP予選ではバルテリ・ボッタスが本家フェラーリを食う走りを見せた。
彼らとランキング6位を争っていたはずのアルファタウリは、いつの間にかハースとの争いにも後れを取ってランキング9位に沈んでしまった。
アルファタウリF1コラム:アップデートの理解が深まり、パフォーマンス改善が見えた3連戦。角田は予選一発の安定感を発揮
シーズン後半戦のスタートを飾る3連戦で、アルファタウリにはポジティブとネガティブの両面があった。
ポジティブだったのは、マシンにポテンシャルがあったということだ。第14戦ベルギーではやや苦戦してピエール・ガスリーが予選12番手止まりだったものの、角田裕毅もフロアダメージ起因のターン13でのスナップがなければ同等のタイムが出せていたはずだ。そして2台ともにピットレーンスタートとなったもののガスリーが入賞を果たす速さを見せた。第15戦オランダ、第16戦イタリアでもQ3に進出し、シーズン前半戦に停滞していたピュアパフォーマンスを改善できたのは大きかった。