創設5年のWTCRが突然の終幕、2023年から『ワールドツアー』に発展へ。TCR世界ランク制も導入

 ともに初開催地となる11月10~12日のバーレーン・インターナショナル・サーキットと、11月25~27日に初上陸のサウジアラビアにて、2022年の終盤2戦を実施する予定のWTCR世界ツーリングカー・カップに関し、10月14日付けでFIA国際自動車連盟からのリリースが発行され、今季終了後に「現在のフォーマットによるシリーズを終了する」と発表。2018年にTCRインターナショナル・シリーズから発展し、WTCC世界ツーリングカー選手権の実質的な後継シリーズに位置付けられてきたWTCRが、わずか5年でその歴史に幕を下ろすこととなった。

 また、TCR技術規定を統括するWSCグループは、今後に向けFIAとともに「ワールド・ツーリングカー・カテゴリーの詳細な評価」を実施したうえで、来季2023年にはドライバー、チームを対象とした新しい“ワールドランキングシステム”の導入に加え「革新的なプラットフォーム」と銘打つ『TCR World Tour(TCRワールドツアー)』の創設をアナウンスした。