ウルティアやロッシの強力助っ人を退け、ルノー陣営が完勝/STC2000第10戦ブエノスアイレス200km

 例年は世界各国から国際派ドライバーを招いてシリーズレギュラーとタッグを組む、おなじみの耐久戦として実施されてきた新生TC2000(旧スーパーTC2000)の第10戦『ブエノスアイレス200km』が、今季も10月1~2日の週末に開催された。

 今回はWTCR世界ツーリングカー・カップ経験者のサンティアゴ・ウルティアを招聘したシボレーYPFチームや、TOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニア不動のエースとして活躍し、現在は隣国ブラジルで成功を収めるマティアス・ロッシを呼び戻したトヨタ陣営に対し、ルノー・フルーエンスGTを走らせるアクシオン・エナジー・スポーツSTC2000の2019年王者リオネル・ペーニャ/アントニーノ・ガルシア組が、土曜スプリントと日曜ファイナル双方で勝利を挙げ、週末完全制覇を成し遂げた。

土曜スプリントはサンテロ、日曜決勝はバリオと、TGRAのトヨタ・カローラが完勝/STC2000第9戦

 南米大陸で“技術的最高峰カテゴリー”を自負するハイテクFFツーリングカー選手権、スーパーTC2000(STC2000)の第9戦が9月11~12日の週末に開催され、TOYOTA GAZOO Racing YPFインフィニアのエース、ジュリアン・サンテロ(トヨタ・カローラSTC2000)が土曜のスプリント戦を制覇。続く日曜ファイナルでも、その僚友を務める18歳の新鋭ホルヘ・バリオ(トヨタ・カローラSTC2000)が大逆転でのシリーズ2勝目を飾り、トヨタ陣営が週末“クリーンスイープ”を達成している。