噂どおりトヨタの“ル・マン優勝エンジニア”が移籍。ユナイテッド・オートスポーツの技術トップに即時採用

 WEC世界耐久選手権などに参戦するユナイテッド・オートスポーツは9月20日、これまでトヨタGAZOO RacingのWECチームでレースエンジニアを務めていたヤコブ・アンドレアセンを同チームのテクニカルディレクターとして即時採用すると発表した。

 2020年にドイツ・ケルンを拠点とするTGR-E(トヨタGAZOO Racingヨーロッパ)に加わり、今季はル・マンで優勝したトヨタ8号車のレースエンジニアを務めていたアンドレアセンは以前、F1のウイリアムズ、フォース・インディア、マクラーレンでもエンジニアを歴任。また、ドラゴン・レーシングでフォーミュラEのプログラムにも参画していた。

NLS6に挑んだTOYOTA GAZOO Racingの2台はレクサスLCが完走。GR86は惜しくもリタイアに

 9月10〜11日、ドイツのニュルブルクリンクで開催されたニュルブルクリンク耐久シリーズ(NLS)第6戦『ニュルブルクリンク12時間』に挑んだTOYOTA GAZOO Racingは、345号車レクサスLC(石浦宏明/片岡龍也/蒲生尚弥)が総合65位で完走。244号車トヨタGR86(佐々木雅弘/松井孝允選手/矢吹久)はチェッカー間際にストップしリタイアとなった。

GRヤリスでラリー北海道2連覇達成の勝田範彦「チームに心から感謝」/全日本ラリー第7戦

 9月9日(金)から11日(日)にかけて、JRC全日本ラリー選手権の2022年シーズン第7戦『RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)』が北海道帯広市を拠点に開催され、TOYOTA GAZOO Racingの勝田範彦/木村裕介組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)が2年連続となる総合勝利を飾った。一方、TGRのチームメイトである眞貝知志/安藤裕一組(トヨタGRヤリスGR4ラリー)はアクシデントにより、リタイアとなった。

 全8戦で争われている2022年の全日本ラリーは、前戦のラリー・カムイから約2カ月のインターバルを挟み、同じく北海道が戦いの舞台となる第7戦迎えた。昨年の大会で勝田が勝利を収めているこのイベントは今季2度目のグラベル(未舗装路)イベントであり、同時に最後のグラベル戦でもある。