エリオ・カストロネベスとシモン・パジェノーは、2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のドライバーとして、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)から来季第1戦デイトナ24時間レースに出場する。また、カストロネベスはデイトナ以外にも3つある長距離イベントにも同チームから参加することが決定した。
MSRのパイロットとしてNTTインディカー・シリーズに参戦している両名は、ウェザーテック選手権のフルシーズン・ドライバーであるトム・ブロンクビストと未発表のもうひとりとともに、同チームの新型LMDhマシン『アキュラARX-06』でデイトナ大会に参戦する。
カストロネベスとパジェノー、ブロンクビスト、オリバー・ジャービスの4名は、今年1月に行われたデイトナ24時間で優勝。さらに、レギュラードライバーであるブロンクビストとジャービスは、タイトル決定戦となったプチ・ル・マンでカストロネベスとのトリオで優勝を飾り、DPiラストイヤーのシリーズチャンピオンとなった。
ロード・アトランタでの10時間レースで優勝したブラジル人は、「MSRのためにIMSAに戻り、3つのロングディスタンスレースに参加できることをとてもうれしく思っている」と語った。
「とくに新型アキュラARX-06のドライブを楽しみにしている。チームはまったく新しいマシンを学び、理解するために懸命に働いてくれていることを知っている」
「先代のアキュラのように、多くの成功を収められることを願っているよ」
デイトナで第4ドライバーを務めるパジェノーは、「スポーツカーレースの新しい時代にMSRとアキュラの一員になれることを非常にうれしく思う」とコメント。
「僕のキャリアは、2008年にアキュラでLMP2マシンを走らせる機会を得たことで世界的に飛躍したんだ。それ以来、多くの距離を走り、数多くのトロフィーを獲得することができた」
「最近では、MSRアキュラチームで世界最高峰のレースであるロレックス24時間レースで優勝した。これは格別だったよ」
「僕は将来が待ち遠しく感じている。新しいアキュラLMDhをドライブし、その開発に協力する機会を与えてくれたMSRとアキュラの両社に感謝したい」
MSRはまだ60号車アキュラARX-06をブロンクビストとシェアするもうひとりのフルシーズンドライバーを発表していないが、それがジャービスである可能性はますます低くなっているようだ。Sportscar365は、このアナウンスが間近に迫っているわけではないことを理解している。