オリバー・ジャービス離脱の王者MSR、アキュラARX-06のドライバーにコリン・ブラウンを起用/IMSA

 2022年にIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のDPiクラスを制したメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)は、新型LMDh車両『アキュラARX-06』を新たな最高峰クラスであるGTPへと投入する2023年のレギュラードライバーとして、コリン・ブラウンを起用すると発表した。

MSRに最強助っ人ふたたび。カストロネベス、パジェノーを起用しデイトナ連覇を目指す/IMSA

 エリオ・カストロネベスとシモン・パジェノーは、2023年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦のドライバーとして、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)から来季第1戦デイトナ24時間レースに出場する。また、カストロネベスはデイトナ以外にも3つある長距離イベントにも同チームから参加することが決定した。

 MSRのパイロットとしてNTTインディカー・シリーズに参戦している両名は、ウェザーテック選手権のフルシーズン・ドライバーであるトム・ブロンクビストと未発表のもうひとりとともに、同チームの新型LMDhマシン『アキュラARX-06』でデイトナ大会に参戦する。

衝撃のチップ・ガナッシ同士撃ち。ジャービス/ブロンクビスト組アキュラが逆転でタイトル獲得/IMSAプチ・ル・マン

 10月1日、アメリカ・ジョージア州のミシュラン・レースウェイ・ロード・アトランタで、2022年IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権最終戦『モチュール・プチ・ル・マン』10時間レースが行われ、メイヤー・シャンク・レーシング(MSR)の60号車アキュラARX-05(オリバー・ジャービス/トム・ブロンクビスト/エリオ・カストロネベス)が総合優勝を飾り、ジャービスとブロンクビストが2022年シーズンのDPiドライバーズタイトルを獲得した。

 この最終戦の前までチャンピオンシップをリードしていたウェイン・テイラー・レーシング(WTR)10号車アキュラのリッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組(このレースではブレンドン・ハートレーが第3ドライバーとして加わっていた)は、残り14分まで60号車との直接対決を演じていたが、接触の影響でサスペンションにダメージを受け、レースをフィニッシュすることができなかった。

■残り1時間で起きたふたつのドラマ