最終戦で実績ある強豪ペアが誕生。初代王者モリー・テイラーがヴェローチェ加入/エクストリームE

 11月26~27日の週末に、ウルグアイのプンタ・デル・エステにて今季最終戦『エナジーX Prix』が開催されるワンメイク電動オフロード選手権『エクストリームE』だが、創設2年目を終えた“シーズン3”をも見据え、新興ヴェローチェ・レーシングが新たなドライバーペアを起用。ここまでジェンソン・バトン率いるJBXEから参戦してきたケビン・ハンセンと、ニコ・ ロズベルグ率いるロズベルグ・Xレーシング(RXR)で初代王者に輝いたモリー・テイラーを招聘し、このウルグアイ戦より実績ある強豪ペアで挑むことをアナウンスした。

 また電動『HAMMER(ハマー)』で参戦するチップ・ガナッシ・レーシング(CGR)は、北米オフロード王者のカイル・ルデュックに代わり『バハ1000』を2度制した経歴を持つRJアンダーソンを起用。同じく北米の雄として競うジェネシス・アンドレッティ・ユナイテッド・エクストリームEは、ケビンの兄でWorldRX世界ラリークロス選手権の2019年王者であるティミー・ハンセンと、ケイティ・マニングス両名の来季残留と複数年契約更新を発表している。

ルクレール“完璧な”レースで選手権2位「チェコが2ストップを選択するようプレッシャーをかける計画だった」F1第22戦

 2022年F1アブダビGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2位、カルロス・サインツは4位でフィニッシュした。ルクレールは困難な1回ストップを成功させて、セルジオ・ペレス(レッドブル)の前でフィニッシュ、ドライバーズ選手権2位争いを制した。フェラーリはコンストラクターズ選手権でメルセデスの追撃をふりきって、2位を守り切った。

レッドブル&HRC密着:序盤からタイヤに苦しんだペレス。周回遅れや1ストップ勢に行く手を遮られる不運も重なり3位

 レッドブルとして、チーム史上初となるドライバーズ選手権での1-2フィニッシュを目指して臨んだF1最終戦アブダビGP。マックス・フェルスタッペンのチャンピオンは確定しており、注目はチームメイトのセルジオ・ペレスがランキングで2位となるかどうかだった。

 前戦ブラジルGPを終えて、ドライバーズ選手権はペレスとフェラーリのシャルル・ルクレールが同点で並んでいた。前日の予選でフロントロウを独占したレッドブル。スタートでフェルスタッペンとペレスが1-2体制で1周目を守り切った状況を見て、レースはペレス有利に見えた。

トヨタのラトバラ代表、4台目のGRヤリスをプライベーターに貸し出す可能性を明言/WRC

 11月18日に早くも2023年シーズンの参戦体制を発表したTOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表は、来季のWRC世界ラリー選手権において、4台目のトヨタGRヤリス・ラリー1を貸し出す可能性があることを明らかにした。

 2021年シーズンに続き、2年連続で“トリプルクラウン”を達成したトヨタ。同陣営は既報のとおり、来シーズンに向けて一部体制変更を行い日本人WRCドライバー勝田貴元をワークスチームに昇格させることを決定。新王者カッレ・ロバンペラ、エルフィン・エバンスの2名をフルタイムドライバーとして継続起用しつつ、勝田と8冠王者セバスチャン・オジエが3台目のワークスカーをシェアしながらシーズンを戦っていくことをアナウンスした。