【角田裕毅F1第21戦密着】周回遅れでも規則により同一周回に戻れず。再開後は全車の青旗を受ける状況にチームも不満

 F1第21戦ブラジルGPの日曜日、アルファタウリは角田裕毅のパーツを交換した。交換したのは、フロアとフロントウイング、リヤウイングだった。現在のF1マシンはフロアと前後のウイングでダウンフォースを発生させている。金曜日からグリップ不足に悩まされていた角田は15番手に終わったスプリントの後、チームと相談して交換を決断した。

 チームによれば、「ユウキは週末を通してマシンに満足していなかった。後方からのスタートとなるので、レースでチャンスを与えるためにピットレーンからのスタートを覚悟したうえで、最良の選択を行った」という。

ジャマイカ出身マッコーネルが初優勝。パストラーナは今季初の“複数勝者”に/NitroRX第4-6戦

 10月29~30日にカリフォルニア州のグレンヘレンで第4戦を実施し、11月12~13日にはアリゾナ州フェニックスでの第5戦/第6戦を開催した創設2年目の『Nitro Rallycross(ナイトロ・ラリークロス/NitroRX)』は、強豪ドレイヤー&レインボールド・レーシング・ウィズ・JCレーステクニーク(DRR JC)から参戦のジャマイカ出身ドライバー、フレイザー・マッコーネルが第4戦で待望のシリーズ初優勝を達成。

 そして2020年のNASCARカップ・シリーズ王者でもあるチェイス・エリオットと、今季のデイトナ500覇者オースティン・シンドリックの“カメオ出演”も話題を呼んだフェニックス・ワイルドホースパスでの1戦は、初代シリーズチャンピオンにも輝くトラビス・パストラーナが勝利し、2022-23年シーズン初の”リピートウイナー”となっている。

「彼が本当はどういう人間なのか分かった」ペレス、ポジションを返さなかったフェルスタッペンに怒り/F1第21戦

 2022年F1ブラジルGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは7位を獲得した。4番グリッドからポジションを守って走行、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の接触の後、2番手に繰り上がった。

 セカンドスティントの終盤にハミルトンに抜かれて3番手に。ソフトタイヤのセットが残っていなかったペレスは最終スティントでミディアムを装着。その後、セーフティカーが出動、リスタート後にペレスはソフトタイヤ勢に抵抗できず、カルロス・サインツ(フェラーリ)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)に連続して抜かれた。

FCYとペース不足に泣いたポルシェ、3点差でタイトル逃す「本当に運がなかった」/WECバーレーン

 11月12日に行われたWEC世界耐久選手権の2022年最終戦『バーレーン8時間』で、LMGTEプロクラス最後のタイトルを目指しフェラーリとの争いに挑んだポルシェGTチームのケビン・エストーレは、ルーティンピットのタイミングに2度フルコースイエロー(FCY)が絡んだ瞬間、タイトル争いが「終わった」と語った。

プジョー9X8、2台に異なるトラブル発生で惨敗。高まる『24時間テスト』の必要性/WECバーレーン

 リヤウイングレスの新型ル・マン・ハイパーカー『9X8』でWEC世界耐久選手権に参戦しているプジョー。そのテクニカル・ディレクターは、11月12日に行われた2022年最終戦バーレーン8時間レースについて、2台のマシンにトラブルが発生するまでは「いいポジションにいた」と振り返っている。