ヒョンデが2023年ラインアップを発表。タナクの後任は、トヨタから移籍のラッピ/WRC

 TOYOTA GAZOO Racingが2023年のラリー参戦体制を発表した11月18日、ライバル陣営であるヒョンデ・モータースポーツも、来季のWRC世界ラリー選手権における新しいドライバーラインアップを明らかにした。

 2022年ーズンのWRCでマニュファクチャラー選手権2位となったヒョンデは、昨年オフに“ダブルエース”のティエリー・ヌービル、オット・タナクと複数年契約を結んだ。しかし既報のとおり、タナクは韓国のメーカーとの契約が残っている段階でチームを離れることを決断。チームもこれを認めた。

Mスポーツ、複数年契約のブリーンを1年で放出「競争力のあるラインアップ確保に目を向ける」

 Mスポーツ・フォードWRTは11月17日、同チームのフルタイムドライバーとして2022年シーズンのWRC世界ラリー選手権を戦ったクレイグ・ブリーンとの契約を1年早く終了させ、双方の友好的な決定のうえで2023年は異なる道を進むことを確認した。

 ブリーンは昨年、ヒョンデからMスポーツ・フォードへ電撃移籍。イギリスの名門チームと複数年契約を結んだ。チームのエースドライバーとして迎えられた彼は、開幕戦モンテカルロで3位表彰台を獲得し、イタリアでは自己ベストリザルトとあんる2位となりふたたび表彰台に登った。

チームメイトも勝田を祝福。「貴元がホームで表彰台に上れて本当に嬉しい」/WRC第13戦日本 デイ4後コメント

 11月13日(日)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技最終日、デイ4のSS15~19が行われ、ヒョンデ・シェル・モビスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合優勝を飾った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は初のWRC母国戦で3位表彰台を獲得している。12年ぶりの“復活”開催となったラリージャパン、4日間にわたるラリーを戦ったドライバーたちのコメントが各チームから発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

今季初優勝狙うエバンス、2番手に後退も「まだタイム差は小さい」/WRC第13戦日本 デイ3後コメント

 11月12日(土)、WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』の競技3日目が、愛知県豊田市の豊田スタジアムを中心に開催され、総合2番手につけていたヒョンデ・シェル・モビスのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合首位に浮上した。デイ3を戦い終えたドライバーたちのコメントがトヨタ、ヒョンデ各陣営から発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

マシン炎上のソルド「できることはすべて試したが、不可能だった」/WRC第13戦日本 デイ2後コメント

 11月11日(金)、WRC世界ラリー選手権第13戦『ラリージャパン』の競技2日目が行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのエルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)が総合首位に立った。日本人WRCドライバーの勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は総合5番手につけている。前日のSS1から今朝のSS4にかけて、4ステージ連続で競技がキャンセルされる異例の展開となったデイ2を戦った選手たちのコメントが、各陣営から発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT

【いざ、ラリージャパン2022】注目の参戦マシン紹介/Vol.1『フォード・プーマ・ラリー1』

 いよいよ日本に帰ってくる、ラリージャパン。WRC世界ラリー選手権『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が、11月10~13日にシーズン最終戦として愛知県と岐阜県を舞台に開催される。北海道での開催以来、実に12年ぶりのカムバックとなる日本での世界選手権を楽しみ尽くすべく、ここではエントリーリストに名を連ねる有力参戦ドライバーや、今季より導入の最高峰“ラリー1”クラスの最新ハイブリッド車両の成り立ちや個性を紹介する。その新規定車両解説初回は、時代の変わり目で歴代モデルを”ウイニングカー”に仕立ててきた名門Mスポーツが手掛ける【フォード・プーマ・ラリー1】にスポットを当てる。

 トヨタ、スバル、ミツビシと、WRCに参戦した日本のマニュファクチャラーも各マシンを製作するなど一時代を築いたWRカー規定は、1997年に導入されて以降、幾度かの改変を経て2017年に最後の大幅変更を実施。2021年にその役目を終えるまで、実に25シーズンにわたって採用されてきた。

新王者ロバンペラ「思いきりプッシュし、最後に良い結果を」/2022WRC第13戦日本 事前コメント

 北海道時代の2010年を最後に途絶えていたラリージャパンの歴史が、いまふたたび動き出す。11月10日(木)から13日(日)にかけて、2022年WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が愛知県と岐阜県で開催される。実に12年ぶりとなるWRC日本ラウンドは、愛知県豊田市の豊田スタジアムを拠点に全19本のSSで争われる。新しい地域での新しいターマック(舗装路)ラリーであるため、誰にとっても未知の戦いとなる。そんな今季最終戦ラリージャパンを前に、最高峰ラリー1クラスを戦うトヨタ、ヒョンデ、Mスポーツ・フォードの各陣営からドライバーのプレビューコメントが届いている。

■Mスポーツ・フォードWRT

【いざ、ラリージャパン2022】注目の参戦ドライバー紹介/Vol.1『クレイグ・ブリーン』

 いよいよ日本に帰ってくる、ラリージャパン。WRC世界ラリー選手権『フォーラムエイト・ラリージャパン2022』が、11月10~13日にシーズン最終戦として愛知県と岐阜県を舞台に開催される。北海道での開催以来、実に12年ぶりのカムバックとなる日本での世界選手権を楽しみ尽くすべく、ここではエントリーリストに名を連ねる有力参戦ドライバーや、今季より導入の最高峰“Rally1(ラリー1)”クラスの最新ハイブリッド車両の成り立ちや個性を紹介する。その初回は、共通ハイブリッド元年となる今季から、Mスポーツ・フォードWRTのレギュラードライバーとして戦う【クレイグ・ブリーン】にスポットを当てる。

WRC引退のネイグルに感謝するブリーン「彼は僕にとって、兄弟のような存在だった」

 Mスポーツ・フォードWRTのレギュラードライバーであるクレイグ・ブリーンは、先のラリー・スペインをもってWRC世界ラリー選手権のコドライバーを引退したポール・ネイグルとの10年にわたる思い出に感謝している。

 ネイグルは、10月21~23日に開催された今季第12戦スペインの閉幕と同時に、WRCでのキャリアにピリオドを打った。このアイルランド人はラリー・スペインで102回目の出走をマーク。日曜朝のパンクでタイムを失った後、ブリーンとともにフォード・プーマ・ラリー1で総合9位フィニッシュを果たした。

オジエ「重要なのはチーム全員でタイトルを勝ちとったこと」/WRC第12戦スペイン デイ3後コメント

 10月23日、WRC世界ラリー選手権第12戦『ラリー・スペイン』の競技最終日デイ3が行われ、競技初日から首位を守ってきたTOYOTA GAZOO Racing WRTのセバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラス組(トヨタGRヤリス・ラリー1)が今季初優勝を飾った。この結果、トヨタの2022年WRCマニュファクチャラーズタイトル獲得が決まっている。そんな今季第12戦の戦いを終えた各陣営からドライバーコメントが発表された。

■Mスポーツ・フォードWRT