ロシターと交代。プジョー加入のニコ・ミューラー、WEC最終戦でのハイパーカーデビューが決定

 プジョーは、11月10~12日に開催されるWEC世界耐久選手権のシーズンファイナルで、新加入のニコ・ミューラーがフランスのLMH(ル・マン・ハイパーカー)メーカーからデビューすることを確認した。

 Sportscar365が以前報じたように、先月プジョーに加入し2023年のレースシートを獲得した元アウディワークスドライバーであるミューラーは、来月のバーレーン8時間レースでジェームス・ロシターに代わって94号車のプジョー9X8をドライブすることになった。

プジョー、ロシターのマセラティFEチーム代表就任に伴いWECバーレーンのラインアップを調整へ

 2022年シーズン途中よりWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスに参戦しているプジョー・トタルエナジーズは、ジェームス・ロシターのマセラティ・フォーミュラEチーム代表就任を受けて、11月10~12日に行われる今季最終戦バーレーンのドライバーラインアップを調整することになったようだ。

 プジョーワークスドライバーのひとりであるロシターは、プジョーにとって初のWECハイパーカー参戦となったモンツァ6時間に続き、日本ラウンドの富士6時間レースに出場。ロイック・デュバル、グスタボ・メネゼスとともに94号車プジョー9X8をドライブした。

ニコ・ミューラーのアウディ離脱が発表。WECのプジョー9X8陣営へ移籍か?

 アウディは9月14日に声明を発表し、2022年のDTMドイツ・ツーリングカー選手権のシーズン終了とともに、ニコ・ミューラーがアウディスポーツを離れると明らかにした。声明のなかでアウディは、ミューラーがプロトタイプレースやフォーミュラEの世界で今後他のチャンスを追求できるようにするため、今季限りで契約を終了させることに両者が合意に至った、としている。